キャンプ初日から連日100球ほどの投球練習を行い、順調な調整を進めていた小野が、ランニング中に腰痛を訴えてリタイアした。小野は、1月中旬に静岡・御殿場で行った自主トレの際にも腰を痛めており、腰の状態次第では山本監督の開幕構想が大きく崩れる危険も。
5日に来日したばかりのボーリックが元気に合流。フリー打撃などをこなした。米ペンシルベニア州の自宅は大雪に見舞われ、ボールを使った屋外練習はできず、屋内で筋力トレーニングばかりしていたという。
今季から先発に転向する藤田が、2つの新球に挑戦中。社会人時代に使っていたボールを復活させるもので、新球を駆使して、先発での活躍を誓っていた。
6年目の松本が打撃改造に取り組んでいる。打つ瞬間に、お尻をキュッと後方に引くヤクルト・若松監督の現役時代の打法をマスターしようと、6日、1000本以上の打ち込みを行った。昨シーズン20試合に出場したが5安打に終わった原因は、相手投手の執ような内角攻めだった。昨秋のキャンプに改造を決意。1月の自主トレ中も、3日に1度、格闘技系ジムで6時間以上、下半身強化を行ってきた。
平井が、6日、千葉市内の病院を退院した。1月末に左ひざ関節軟骨損傷部の手術を受けたもの。当初は開幕までには復帰できる見込みだったが、石井トレーナーは「予想以上に時間がかかるかもしれない」と話した。
小野晋吾投手が6日、投球練習終了後のランニング中に腰痛を訴えてリタイアした。同投手はキャンプ初日から連日100球ほどの投球練習を行い、この日も初めて変化球を投げるなど順調な調整を進めてきていた。荘勝雄トレーニングコーチは「ここまで目いっぱい頑張ってきたから疲労がたまったんだろう」と軽症を強調。小野本人も「大丈夫だと思いますよ」と話しているが、1月中旬に静岡・御殿場で行った自主トレの際にも腰を痛めており、キャンプ練習で痛みが再発したものとみられる。
報告を受けた山本功児監督は「明日は投げさせない」と、とりあえず投球練習を禁止。仁科時成投手コーチも「(10日からの)第3クールからフリー打撃に登板させる予定だったが、無理はさせられない。腰の様子を見て登板時期を考えたい」と今後の調整を白紙に戻した。小野は黒木、ミンチーと共にローテーションの柱として期待されており、腰の状態次第では山本監督の開幕構想が大きく崩れる可能性も出てきた。