小野が、ブルペンで左打者を立たせ、内角直球を主体に、投球再開後では最多の91球を投げた。と仕上がりの早い黒木の熱投に刺激を受けた様子。
紅白戦初戦から、サブローが、ホームラン1本を含む3安打で5打点をたたき出した。オフに4キロ増やし、パワーアップした成果が出た。
初の紅白戦を終えた山本監督は怒り心頭。怒りの矛先は、3回を6失点の武藤だった。
今キャンプ初の紅白戦でロッテ山本監督が怒りの「6回打ち切り指令」を出した。当初7回の予定だった紅白戦だが、白組で投げた武藤、後藤、吉田の3人が期待を裏切る大荒れ。3人で17安打を浴び、6回までに毎回の13失点を喫してそこで打ち切りになってしまった。
「打たれるにも打たれ方がある。武藤のように先発当落線上の選手が逃げの投球から入って点を取られてからやっと攻めの投球では…。次のチャンスはだんだんなくなっていく」と山本監督は怒り心頭。キャンプ当初、ブルペンで雷を落とした紅組先発の左腕・川井については「最近の練習の成果が出た」と大きなカーブを操った3回1失点を評価したが、武藤ら中堅の伸び悩みが歯痒い。
「黒木みたいにブルペンも試合も同じ気迫だと試合で結果が出る。見習って欲しい」と山本監督。武藤は「見ての通りです」としょんぼり。18日は新人の渡辺俊(新日鉄君津)加藤(日大)が登板する予定。ぼやぼやしていると中堅組の出番がなくなっていく。
ロッテのサブローが左越えソロを含む3打数3安打5打点と大暴れだ。二塁の定位置を堀と争うが、守備力では負けているだけに打力で目立つしかない。「ホームランはまぐれ。年に何回かしかできない打ち方がこの時期に出てしまいました」だが、四球、中前適時打、左越えソロ、左中間適時二塁打、右犠飛の確実性に「早い時期に結果が出るとまたやる気が出るからね」と山本監督もサブローに関してはご満悦だった。