わたしはかもめ2001年鴎の便り(2月)

便

2月18日

新人・加藤、気合満点

ドラフト2位左腕・加藤康介投手(日大)が18日、紅白戦で紅組の先発として初登板。2回を投げて打者6人とパーフェクトに抑えた。直球はこの日登板した6投手中最高の141キロをマーク。「好調なときのバロメーター」という投球時の「ウッ!」という叫び声も出る気合満点の投球だった。

「たまたま先頭の諸積さんを三振に取れて楽に投げられました」。13日に元ロッテ監督の400勝投手・金田正一氏(評論家)から伝授されたカーブは全31球中5球を投げたが、これには納得がいかない様子で「変化球を投げるときの腕の振りが今後の課題」と反省の言葉も出た。それでも山本監督は「ブルペンと同様に迫力のあるピッチングを見せてくれた。あれだけの球を投げてくれれば十分先発でいける」と高く評価。24日に行われる広島とのオープン戦(都城)の開幕投手の可能性も出てきた。

福浦
「捉えたつもりだったが、思った以上に差し込まれた。」
加藤
「結果はよかったんですが、打たれた球もあり、まだ課題はいっぱいあります。追い込んでから三振を狙ったが、簡単にはいかなかった。」

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渡辺、山本監督が投球評価

ドラフト4位の渡辺俊(新日鉄君津)は紅組の3番手で登板し、2回を1安打に抑えた。「ストレートをもっと厳しいところに決めないと」と不満そうだが、捕手の光山は「不利な状況で変化球を放れるか試してみたけど素晴らしい。ケガさえしなければ間違いなく戦力になる」と絶賛。山本監督も「マウンドで躍っているね」との表現で躍動感ある投球を評価した。

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