わたしはかもめ2001年鴎の便り(2月)

便

2月21日

先発転向は白紙撤回

山本監督は、左腕の先発投手不足から、藤田を先発に回そうとしていたが、17日の川井、18日のドラ2・加藤と、両左腕が好投したことで、先発のメドが立つと、方針転換し、元の中継ぎで起用することを決めた。

山本監督
「川井は先発ローテに入るよ。加藤の頭(先発)は決まっている。(藤田には)2人が出てきたし、今まで通りでいくと伝えた。」

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先発陣大丈夫?

先発3本柱の黒木、ミンチー、小野が、揃って紅白戦に初登板。黒木は、3回を7安打5失点。小野は、1回で4安打を浴びて7失点。黒木は、ゲーム中、マウンドで自分に怒りをぶつけたが、試合後は反省。27日からの第6クール中の紅白戦での再登板を小野投手コーチに直訴した。

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堀が外野へ?

堀が外野手に転向することになった。堀はこの日の紅白戦でセンターで出場し、4回飛球をさばいた。堀は、1998年以来となる外野手に「守れるところが多ければ、試合に出られる機会も多くなる」と前向きに捉えていた。

山本監督
「外野に追いやったんじゃない。元々よくない腰への負担が軽くなるから。」

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サブロー、二塁確保へ3戦8打点

サブローが二塁のレギュラーを引き寄せた。21日に行われた紅白戦でエース黒木の137キロの直球を中前に運ぶなど4打数2安打3打点。ここまでの3試合合計で1本塁打を含む9打数6安打8打点の大暴れだ。

「まだ他球団のピッチャーと対戦した訳じゃないから」と言いながらも「打つ方は自分の中でつかんだ感じがする」と開幕スタメンへ確かな手応えをつかんだ。

サブローは昨秋のキャンプで外野から二塁に転向。堀と激しい定位置争いを展開してきた。紅白戦で結果を出したサブローの評価はうなぎ上りで首脳陣はこの日、堀の外野転向を決めた。サブローは「(堀が)また戻ってくるかもしれないし、定位置を獲ったとは思っていない」と慎重だが、山本監督は「これぐらいの結果を出すだけの練習をやっている」とチーム一の練習量を誇るサブローの活躍に目を細めた。

キャンプ前に今季から二塁に転向する旨をPL学園の先輩の西武・松井に報告した。「外野でもレギュラー獲れるのに」と言われたというが、3月17日の西武とのオープン戦(西武ドーム)で内野手として成長した姿を見せられるはずだ。

昨年8月、30万部以上売れた「超節約レシピ50」の著者でありタレントの美智代夫人(28)と入籍。今オフに挙式する。「今日もホームラン打ってね、っていうメールが入ってました」と照れた。レギュラー獲得こそが夫人を喜ばせる何よりの返事となるに違いない。

西武・松井(PL学園で1年先輩)
「大活躍?今でも連絡は取り合っているんです。かわいい後輩だし、今年は頑張って欲しいね。彼ならやってくれると思います。大丈夫でしょう。」
サブロー(大村三郎=おおむら・さぶろう)
1976年(昭51)6月1日、岡山生まれの24歳。PL学園から94年ドラフト1位でロッテ入り。昨年5月に左ひざ骨折も自己最多の95試合に出場。家族は美智代夫人(27)1メートル81、76キロ。右投げ右打ち。

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