メイが、27日の紅白戦で、川井の内角直球を右翼席に運んだ。また、ボーリックがミンチーから、立川が後藤から、各々ホームランを放った。
黒木が2度目の紅白戦登板で無難な投球を見せた。前回登板の21日には3回5失点の内容に自らに腹を立てたが、この日は先発でわずか1回ながら、打者4人を1安打無失点。次回登板は3月3日または4日のオープン戦になる。
新外国人のメイが左腕・川井から右翼へ3ラン。「インコースのいい球だったけど、自然にリアクションできた」25日の練習では無断で特打ちをボイコットして山本監督の怒りを買った。汚名返上の一撃に「監督といい話し合いができた。今まで自分に対してフラストレーションがたまっていたが、全てのことがうまく回転しだしている」と明るい表情を取り戻した。
投手陣の両輪、黒木と小野が揃って紅白戦2度目の登板。白組先発の黒木は4番・石井を直球で中飛にうち取るなど1回15球を投げて1安打無失点。21日の紅白戦では3回を5失点、石井には1発を食っただけに「あれ以来、左足への体重移動を重点的に練習してきた。その点はクリアできたと思う」と3・24開幕西武戦へ照準を合わせている。一方、小野も清水将からスライダーで三振を奪うなど1回を1安打無失点。「0点で抑えたことについては満足」と表情を緩めた。山本監督は「2人ともよかった。状態が万全なら抑えてくれるのは分かっている」と信頼を寄せていた。