山本監督は、2月28日に、3日の中日とのオープン戦にドラ2・加藤を先発させることを明らかにした。加藤は、2月24日の広島戦で2番手として登板し、2回を完封。1回目のローテ試験には合格している。前回通りの投球内容であれば、ローテ入りも現実となる。
しかしながら、加藤には、もっと大事な問題がある。それは卒業証書だ。試験は1月に終わったが、40単位ほどを残しているため、成績次第では…。
紅白戦5試合でわずか1安打の福浦が特打ちしたが、不満そう。グリップの位置を高くし、最短距離でバットを出す打法を習得中。夜間練習にも皆勤しており、今は疲労のピークにあるようだ。
光山が珍項目でギネスブックに掲載を申請するかも?その項目とは、捕手の二塁への送球タイム。2月28日、25日の対広島オープン戦で巨人の強肩ルーキー・阿部が出した1秒92より断然速い1秒86をマークした。走者の二盗を阻止するには、捕球した球が二塁に到達するまでのタイムを1秒9台にすることが絶対条件。だが光山は目標を1秒7台に設定。この4日間で計900球もの送球練習を敢行した。
ロッテ期待の左腕、ドラフト2位の加藤康介投手(日大)が25日に行われる西武との開幕第2戦(西武ドーム)の先発に急浮上していることが28日分かった。2月24日の広島とのオープン戦(都城)で2回を無失点と好投し、開幕ローテーション入りを決めた加藤。左腕に苦手意識を持つ西武戦とあって白羽の矢を立てられたもので、ルーキー左腕が開幕カードでいきなり“レオ倒”という重責を課せられた。
ルーキー左腕にいきなり課せられる命題、それが“レオ倒”だった。既に3・24開幕投手はエースの黒木で決まっている。西武との開幕第2戦という重責を担う加藤に気負いはない。
左腕不足に泣くロッテに現れた即戦力。山本監督は「加藤は頭(先発)に決めている。十分力を持っている」と評価しており、その即戦力をシーズンでいかに有意義に使っていくか。指揮官は西武との開幕カードに起用する方針を固めたのだ。「新外国人も入ったし、今年も西武打線が弱いかどうかは分からない」と仁科投手コーチは言葉を濁したが、西武の昨季は近鉄・前川に5敗、日本ハム・下柳に6敗を喫するなど左腕に大苦戦。加藤を使わない手はない。
3・25西武戦をにらみ、3日の中日とのオープン戦(鹿児島)先発も正式に決まった。機動力を駆使する西武と同じタイプの中日をステップとする考えで、この日はノースローで体力強化メニューをこなして調整も順調。元ロッテ監督で40勝投手の金田正一氏からも絶賛された左腕が、ロッテでは99年6月12日の園川以来2年ぶりの日本人左腕投手による対西武戦白星を狙って3・25西武ドームのマウンドに立つ。
小野のオープン戦初登板が7日に甲子園で行われる阪神戦に内定した。甲子園のマウンドは御殿場西2年の92年センバツ以来9年ぶり。この日は85球の投球練習を行い「楽しみですね。プロに入ってからは投げたことがないですから」と話した。1日には自身がCM出演しているアサヒビールから「スパードライ」が差し入れられる予定で「みんなで分けます」と嬉しそうに球場を後にした。