わたしはかもめ2001年鴎の便り(3月)

便

3月8日

大阪近鉄10−5千葉ロッテ(大阪ドーム)

近鉄打線が爆発。ローズは2本塁打と二塁打。新外国人ガルシアも適時二塁打と本塁打を放った。中村は2安打2打点。5投手を繰り出したロッテは10失点。投手陣の調整に不安を残した。

123456789R
千葉ロッテ1040000005
大阪近鉄41112100x10

ページトップ

福浦3安打

福浦が3安打と1人気を吐いた。初回1死の右前適時打で勢いに乗ると、中前打、ライトフェンス直撃の二塁打と大当たり。ここまでオープン戦3試合で11打数1安打0打点だっただけにホッとしていた。

ページトップ

加藤がノリ斬り

ドラ2位・加藤が、対戦したい打者の筆頭に挙げていた近鉄の中村から三振を奪い、念願の「ノリ斬り」を果たした。4回を投げる予定だった先発・清水直が初回で崩れたため、2回に夢の対決が実現した。しかし、次打者ローズに、初球をいきなり右中間席に叩き込まれた。結局、3回を投げ3安打3失点。3日の中日戦と合わせて被本塁打も3。

山本監督
「初球からスッと入ってはいかん。警戒心が無さすぎる。」

ページトップ

山本監督ため息

精彩を欠く投手陣に山素監督がため息。4回の予定だった清水直は、いきなり5安打1四球で4失点。1回で降板した。2回以降も加藤・和田が共に3失点。

山本監督
「点の取られ方が悪い。みんなボーダーラインの選手なのに必死さがない。」
清水直
「悪すぎた。球が全部真ん中に入ってしまった。」

ページトップ

名前間違われムッ

渡辺正が7回裏、小坂に代わって遊撃の守備についたが、電光掲示板がいつまでたっても変わらない。「小坂」と表示されたまま萩原の打球をエラー。挙げ句の果てに8回表には誤って「渡辺俊」の名がボードに。

渡辺正
「気づいていたけど関係ない。何がなんだか分からない。」

ページトップ

加藤、ノリ斬りも2発被弾

2冠王・中村を封じながら2発を被弾。開幕ローテーション入りが期待されるロッテのドラフト2位左腕・加藤(日大)はオープン戦3度目の登板を複雑な表情で振り返った。

加藤
「ホームランは2本ともコースが甘かったです。でも今は打たれて覚えた方がいい。今度はそろそろいいピッチングがしたいですけど…。」

2回から2番手で登板し、ローズ、ガルシアの両外国人に1発を浴びるなど3回を3安打3失点。ただプロ入団時から対戦したい打者として名前を挙げて「意識はしていました」という中村には2回に2−3から真ん中の直球で空振り三振。4回にも二ゴロと完璧に封じた。

「外国人への入り方が甘すぎる。初球から打ってくるのは分かっているんだから」と山本監督。次回登板は日にちは未定ながら先発の予定で、そこが開幕ローテーション入りの試金石になる。

ページトップ

3番・福浦3安打

オープン戦3試合で11打数1安打と不調に苦しんでいた福浦が今年3試合ぶりに3番に入り、5打数3安打1打点と気を吐いた。「ちょっとずつピッチャーの球が見えるようになってきた。この調子を崩さずにいきたい」3回にはバットを折りながら中前に運び「引っ張りだけじゃないですから」と納得顔。山下打撃コーチは「福浦が3番に入ってくれると面白い打線になる」と期待していた。

ページトップ

8日の「やっちゃった!」

7回から小坂に代わって遊撃の守備についた渡辺正が、2死一塁の場面で近鉄・萩原の遊ゴロをジャッグル。ピンチを広げてしまった。さらに8回2死一、二塁のチャンスでは左飛。「緊張して地に足がつかなかった。とにかくエラーしちゃ駄目。最後は打ち損じました」と悔しそうだった。

ページトップ