わたしはかもめ2001年鴎の便り(3月)

便

3月10日

オリックス3−2千葉ロッテ(GS神戸)

オリックスの開幕投手候補・金田が5回を2安打無失点。無四球の制球力も光った。2回2/3を無失点に抑えた山口も球威ある速球でアピール。開幕投手が内定している黒木も、要所を締める投球で4回を4安打無失点。

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黒木初登板4回無失点

3年連続の開幕投手が内定している黒木は、4日中日戦の登板予定を雨で流し、久し振りの実戦。気温8.4度、強い寒風を背中に受けた。立ち上がりはボールが上ずって2四球。2回以降も4長短打で毎回走者を三塁に進めた。しかし、要所を締めて得点は許さなかった。投球内容はともかく、万全の体調でマウンドに上がれたことで十分としているようだ。次回は16日の日ハム戦か17日の西武戦に登板し、24日の開幕に備える。

黒木
「走者を還さないよう、悪いなりに状況を把握して粘り強く投げられた。開幕の西武戦も寒いだろうし、いい練習になった。順調にきているけれど、開幕は何年やっても不安。練習して克服するしかない。」
山本監督
「彼に心配することは何もない。開幕投手は去年から(黒木で)決まっているんだ。」

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堀が帰京

堀は、9日の練習で右腰部を痛め、10日になっても痛みが引かないため、オリックス戦にベンチ入りせずに帰京した。病院には行かず様子をみる。

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黒木、“納得68球”順調な滑り出し

3・24開幕へロッテのエース黒木が順調に滑り出した。オープン戦初登板で4回を4安打2四球の無失点。「ランナーは出しましたけど、粘り強く投げるのが僕の持ち味ですから」と納得の68球を振り返った。

らしさが出たのは2回1死一、三塁。132キロのスライダーで吉原のバットをへし折り、遊ゴロ併殺に仕留めた。「あれは注文通り。低めに投げようと思っていた。今日はそういうことを考える余裕がありましたね」山本監督も「悪くなかった。ランナーを出しても抑える。大きく崩れる心配はない」と順調なエースに満足そうだ。

昨年はキャンプ中に起こした右太腿裏側の肉離れの影響で開幕から4連敗など不振を極めたが「昨年とは雲泥の差」と黒木。西武・松坂との開幕対決(西武ドーム)には「大輔に投げる訳じゃないですから」と言いながら気温8.4度での投球で耐寒用クリームを右半身全部に塗るなど寒さが予想される西武ドーム対策も万全だった。

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小林雅、完璧投球

小林雅が8回から4番手として登場。MAX148キロの直球で打者3人を全て内野ゴロに封じ込む完璧な投球を見せた。3日の中日戦以来7日ぶりのマウンド。「しばらく休んでいましたから」と笑ったが「球速よりも0点に抑えることができたのがよかった」とストッパーとしての自覚も十分。山本監督も「これで前(先発)と後ろ(抑え)はちゃんとした」と守護神の好投を喜んでいた。

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10日の「やっちゃいました」

サブローが3回無死二塁で送りバントを失敗して三飛。走者を送れず、この回は無得点に終わった。「転がそうと思ったんですけど…。もっと練習します」。2番定着を期待され、キャンプを通じてバント練習をしてきただけにがっくり。

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