わたしはかもめ2001年鴎の便り(3月)

便

3月13日

ヤクルト4−3千葉ロッテ(神宮)

ヤクルトの石井一が、7回を3安打3失点とまずまずの投球。小野は、4回を5安打、3失点と不安定な内容。打線も主軸に安打が出ない。

123456789R
千葉ロッテ0000030003
ヤクルト00300100x4
黒木選手会長
「今年は長かったけどいいキャンプを送れました。新人の加藤、渡辺俊、広島から移籍してきたミンチーら若手、新入団選手、ベテランがうまく噛み合っているところを見て下さい。雰囲気もいいですし、優勝目指して頑張ります。」
メイ
「オレの守備はグレートじゃないけど、OKなんだ。日本の野球にも慣れてきて、いい感じでプレーできるようになってきたよ。」(2回2死二塁の左翼守備で副島の左前打で本塁を狙った二塁走者・岩村を刺殺)

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山本監督、怒りぶちまける

石井一、高津に4安打。山本監督が怒りをぶちまけた。11日の対オリックス戦では15安打を放ったが、この日は中軸が無安打。12球団中唯一ホームランが出ていない。

山本監督
「1試合だけではダメ。もっとエンジンかけてムキにやらないと。周りは打っているんだから。」

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晋吾、シュートに切れなし3失点

先発・小野は4回を5安打3失点と課題を残した。この日は13勝した昨年の最大の武器だったシュートの仕上がりを意識したというが、3回2死一、二塁から古田に先制中前打を浴びるなど今一つ。「いい球と悪い球がはっきりしていました。古田さん?全部シュートでいこうと思ったら(初球を)簡単に打たれました」24日の開幕までのオープン戦登板は次回19日のオリックス戦(千葉マリン)が最後となる見通しだけに小野投手コーチは「ちょっとした調整をしていかないと」と話した。

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渡辺俊、初Kは古田から

ドラフト4位の渡辺俊(新日鉄君津)がオープン戦4度目の登板で初めて三振を奪った。5回2死二塁、2−1から古田をシンカーで空振り三振。「初三振?三振より2球で倒れてくれる方が助かるんですけど」と苦笑いしたが、2番手として5回1イニングを無失点。開幕1軍に近づいたサブマリンは「今は相手がどうこうより自分が結果を出すことが大事」と気を引き締め直した。

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7戦で1発なし

当たりが出ないクリーンアップを山本監督が嘆いた。「軸がもっとやれば点が入る。周りはやっているんだから、もっと気迫を持ってやらないと…」。6回に石井一の2暴投に乗じて3点を挙げたものの、終わってみれば4安打。ボーリック、石井の3、4番は連続犠飛こそ放ったが、5番・初芝も含めて無安打に終わった。オープン戦7試合を戦いながら12球団で唯一本塁打0という状況もあり、最後は「遊びじゃないんだから…」と指揮官の嘆きは切実だった。

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13日の「やっちゃった!」

今季外野から二塁へ転向したサブローが、同点で迎えた6回1死一、二塁から遊ゴロを放った副島の併殺を狙うも一塁へ悪送球。二塁走者・岩村に決勝の本塁を踏ませ「僕のエラーで負けました」とガックリ。佐藤内野守備コーチは「ランナーが目に入っちゃうんだよな。開幕までに何とかしないと」と漏らしていた。

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