ミンチーが6回を1安打1失点に抑える好投。打線ではボーリックが1号、初芝が3本の二塁打を放つなど、不振の主軸に当たりが出た。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 6 |
西武 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
先発・ミンチーの後、7回からは、右には右、左には左をぶつける徹底的な継投。終盤の3回だけで、6投手を送り、西武の反撃を絶った。
待望の快音が響いた。3回、7番立川のホームランが、ロッテのオープン戦第1号。その後もボーリック、大村と、アーチ攻勢。10試合目の3発に、山本監督の表情は崩れっぱなし。
広島から移籍したロッテのミンチーが期待通りの投球を見せた。持ち味のムービングファストボールやチェンジアップを駆使して西武打線を翻ろう。6回を投げ、古屋の右中間本塁打1本に封じ込め「今年はいい感じで開幕を迎えられるよ」と自信満々だ。順当なら開幕2カード目の日本ハム戦先発が濃厚だが、山本監督は「まだ決まっていない。ただ開幕は悪くても五分でいきたいから」と開幕2戦目の西武戦先発の可能性もありそうだ。
24日の開幕で当たる西武に完勝したロッテ山本監督は「ホームランも出たしね。ゼロでもよかったんだけど、12球団でうちだけだったからよかった」と“プレ開幕戦”の勝利を喜んだ。これまで12球団で唯一オープン戦で本塁打がなかったが、立川、ボーリック、大村がそれぞれ1発。「感覚がだいぶよくなってきた。西武戦で1本が出て、とりあえずよかったよ」とボーリックも笑顔だ。4点リードの8回からは吉田−小林雅とつなぐ公式戦同様の継投パターンも見せた山本監督。「今年はマイナススタートだけは避けないと」と開幕ダッシュに気合十分だった。