わたしはかもめ2001年鴎の便り(3月)

便

3月28日

千葉ロッテ2−2日本ハム(千葉マリン)

延長12回規定により引き分け。日本ハムは、8回、無死三塁から金子の適時打で同点としたが、延長10回、1死三塁のスクイズが三邪飛で併殺となり、勝ち越しを逃した。ロッテは、先発の加藤が好投したが、継投が遅れ、2点のリードを守れなかった。

123456789101112R
日本ハム0000001100002
千葉ロッテ0001100000002

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苦手・関根の前に…

9連敗を喫している日本ハム・関根を最後まで打ち崩せず、好投した先発の加藤を見殺しにした。強力な援護射撃ができず、8回途中まで踏ん張ったルーキー・加藤の好投もむなしく消えた。

高沢打撃コーチ
「(関根対策を)再度、練り直さないといけない。」
山本監督
「苦手意識?そんなの関係ない。打てないものは仕方ないじゃないか。」

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加藤悔しい

プロ初登板のドラ2・加藤が、8回途中、同点に追いつかれて降板した。初勝利は逃したが、ビッグバン打線相手に被安打5、失点2の内容。貴重な左の先発としてローテ入りに及第点の好投だった。

加藤
「中盤までは平常心で投げられたが、最後に勝ちを意識しちゃいました。」

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加藤、堂々ビッグバン封じ

延長12回1死一塁、清水将が二ゴロ併殺に倒れると右翼スタンドから深いため息が漏れた。昨季5敗を喫した関根をまたしても打ち崩せずに徒労のドロー。山本監督も疲労感をにじませたが、真っ先に口をついたのはプロ初先発で好投したルーキー加藤の名だった。

山本監督
「加藤はよく投げた。打線?点を取っていれば何回でも勝っている。」

加藤は十分に合格点の投球だった。得意のカーブを有効に使い、ビッグバン打線を相手に7回まで3安打1失点。8回、金子に右前適時打を許し、1死二塁となった場面で降板したが、抜群のマウンド度胸と速球、カーブのコンビネーションにネット裏のダイエー・望月スコアラーは「あの打線を押し込んでいた。彼は使えるね」と警戒を強めた。

「平常心で投げることができましたが、後半少し投げ急いだかも」と加藤は勝てなかった悔しさをのぞかせた。しかし、試合は引き分けたが、ロッテには黒木、ミンチー、小野の右腕3本柱に続く貴重な左の先発が誕生した。

日本ハム・大島監督
「球は来ていたし、度胸もある。風の中、カーブを巧く使っていたね。そこそこやるんじゃないの。」
光山
「初めての登板だし、配球など考えず思い切って投げさせた。堂々と放ってたし次もいけると思うよ。」(今季初スタメンで加藤を好リード)

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