わたしはかもめ2001年鴎の便り(4月)

便

4月8日

千葉ロッテ8−0福岡ダイエー(千葉マリン)

ロッテは、1回、福浦の適時打で先制。さらに2回には福浦の適時二塁打など、打者一巡の猛攻で5点を追加。その後も4回に小坂の適時打、8回には諸積の適時打で得点を重ね、8−0と快勝した。先発の小野はダイエー打線を散発5安打に抑え、今季初勝利を、昨年5月7日のオリックス戦以来の完封勝利で飾った。

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福岡ダイエー0000000000
千葉ロッテ15010001x8

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やっぱりサンデー晋吾

「サンデー晋吾」は昨年中に返上したはずだが、縁はついて回る。今季初勝利と自身2度目の完封も日曜日になった。1回、1死二、三塁で小久保を迎えたが、スライダーで見事に空振り三振。城島を遊ゴロに仕留めた。昨季は4月23日から10連勝。9連勝までは全て日曜日だった。

小野
「日曜日だから勝てるんじゃないかな、という気持ちと、勝たなかったら、というプレッシャーはあった。日曜日以外でも勝てるようにしたいです。」

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サンデー晋吾、完封

ロッテにサンデー晋吾は健在だった。スライダー、シュートを両サイドに投げ分け、ダイエー打線を寄せつけない。わずか5安打、93球の完封劇。昨季、日曜日に9連勝した相性の良さは生きていた。

小野
「今年は日曜だけという訳にはいかないんですが。でも、日曜だから勝たなきゃいけないとは思ってました。」

初回にいきなり連打を浴びて1死二、三塁のピンチを招いたが「走者を出してから粘るのが僕の持ち味」と小野。小久保を2−2からスライダーで空振りの三振。城島を0−2から直球で遊ゴロに仕留め、リズムに乗った。

同じ過ちは繰り返したくなかった。今季初登板の3月27日の日本ハム戦、9回2死から中村豊に決勝打を打たれたのがかわしにいったスライダーだった。「逃げたつもりはなかったんですが…」。悔いの残る1球だった。この日は捕手の清水将からも「弱気になるな」とゲキを飛ばされ、強気に攻め続け、内野ゴロを15個も奪った。

今季初勝利はパパ初勝利でもある。昨年11月8日に長男・裕介君が誕生。26歳の誕生日を迎えた前日は「あしたは絶対勝つから」と家族の前で宣言していた。

山本監督は「今日は晋吾に聞いてやってよ。粘っこい持ち味を十分に出してくれた。福浦も立川もよく打ってくれたよ」とご満悦。2安打2打点の福浦と猛打賞の立川という小野と同級生で同期入団の2人の活躍にも目を細めた。

オリックスが敗れて再び首位に浮上。しかもこの日の小野の完封で防御率の上位3位まで黒木、加藤、小野とロッテ勢で独占だ。強力な投手陣をバックに快進撃を続けるロッテ。今年はひと味もふた味も違う。

小野投手コーチ
「小野は序盤コントロールにばらつきがあったけど、向こうの早打ちにも助けられてよく辛抱した。防御率独占?全然関係ないよ。」

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