わたしはかもめ2001年鴎の便り(4月)

便

4月13日

千葉ロッテ10−4西武(千葉マリン)

1回、西武はカブレラが2試合連続となる2ランを放ち先制したが、その裏、ロッテは、ボーリック、佐藤の適時打などで3点を取り逆転。さらに、2回、無死満塁とし、帆足を43球でKOすると、代わった三井と後藤を攻め、大量7点を挙げた。ロッテが対西武3連勝。ロッテ移籍後初先発の横田は2年ぶりの勝利となった。

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西武2001000014
千葉ロッテ37000000x10

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横田が649日ぶり勝利

古巣・西武相手に、横田が、1999年7月4日以来、649日ぶりの白星を挙げた。右手中指の血マメをつぶしながら5回を投げた。山本監督はベテランの復活に大喜びだった。

横田
「今日はマウンドに立たせてもらっただけでありがたいのに、野手の皆さんのおかげで自分のペースで投げることができた。肩をかばっても仕方ないと思って投げた。(自分には)野球しかないですから。」
山本監督
「横田がよく投げてくれたの一言に尽きる。こっちが感動してしまうよ。」

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クベンカが来日

新外国人ジェフ・クベンカ投手が13日に来日し、千葉マリンスタジアムで入団会見を行った。背番号は42、年俸は3000万円。クベンカは、今春、米大リーグのメッツのキャンプに参加。救援として期待がかかる左腕。大リーグでは、1998年、1999年にドジャースでプレーし、通算12試合で1勝1敗の成績。

クベンカ
「チームが好調なので、この勢いを持続できるような貢献をしたい。新庄から何チームあるかとか、遠征の移動のこととか、日本のプロ野球事情を聞いた。」

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黒木まだ痛い

10日の日本ハム戦で左ふくらはぎに打球を受けて退場した黒木が、球場に現れた。松葉杖は外しているが、踏ん張ると患部が痛いそうで、アイシングと電気治療を受けた。

石井チーフトレーナー
「痛みが引くまで同じ治療を続ける。」

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横田、649日ぶりの白星

観衆1万4000人とは思えない津波のような大歓声だ。お立ち台の横田に涙はない。横田コールにむしろ照れ笑いを見せる。99年7月4日の日本ハム戦(東京ドーム)以来649日ぶりの白星だ。

横田
「最低限の仕事はできたかなと思います。私事ですけど、いいスタートが切れました。」

コメントにも控えめな人柄が滲んだ。5回を5安打3失点。両外国人に1発を浴びたが、後はコーナーをついてMAX138キロも危なげなかった。大差がついた上、中指のマメが潰れて5回で降板した。

右肩を何度も痛め、昨年は1軍登板なし。15年在籍した西武を解雇され、ロッテにテスト入団した。開幕1軍は逃したが、日本ハム戦で左ふくらはぎに打球を受けたエース黒木に代わって1軍昇格。新天地での初登板が古巣相手の先発となった。

横田
「古巣相手の意識?これから1年、何度も当たっていく訳ですからそんなこと言ってられません。僕は死んだ身。それなのにマウンドに立たせてくれるんですから。」

試合終了後には山本監督に深々と頭を下げた横田。携帯電話には西武同期生の清原(巨人)から“おめでとうコール”が入っていた。

山本監督
「横田は不安もあっただろうけど、よくやってくれた。黒木の穴は1人では埋められないが、みんなでやっていけば何とかなる。」
ボーリック
「完全に打ちとられた当たりだったんだけどね。実にいいところに落ちてくれたよ。」(4打数2安打2打点)

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