ミンチーは、1回、鈴木の適時二塁打、和田の適時打で2点を先制されると、3回にも、カブレラに適時打、小関に適時三塁打を打たれ、3点を謙譲。4回を7安打4四球5失点でマウンドを降りた。打線は、西口に8回を2安打に抑えられ、0封された。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
西武 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | x | 11 |
大敗で西武に今季初の黒星。しかも、今季初の完封負け。山本監督は強気を装っていたが、表情に悔しさが滲み出ていた。
左ふくらはぎを痛めて2軍で調整中の黒木が、試合前の1軍の練習に合流した。10日のけが以来初めてスパイクをはいて、走り込みと約60球のキャッチボールで汗を流した。29日にはブルペンで投球を再開する。
球団初の西武戦6連勝を狙ったが、投打共に振るわず今季初の零敗。山本監督は「西口は年間10勝する投手。そうは簡単に打たせてもらえない」と脱帽した。守っても中堅・本西が初回1死から柴田の左中間の打球を、3回2死一、二塁でも小関の打球を追いつきながらこぼして(記録は安打)失点につながった。ベテランらしからぬプレーに「足が動くということの確認にはなったけど…」と本西。もっとも指揮官は「神様じゃないんだし、それより打線の真ん中が打てばいいんだ」と無安打の主軸に苦言を呈した。
左ふくらはぎの打撲で戦列を離れていたエース黒木が1軍に合流した。西武第2球場で故障後初めてスパイクを履き、軽めのダッシュとキャッチボール。「明日(西武は)松坂でしょ?僕も明日いきますよ」とおどけるなど順調な回復ぶりをアピールした。29日には投球練習を始める予定で、山本監督は「走れるかどうか」と慎重ながら早ければ5月5日のオリックス戦で復帰する見通しだ。