西武は、5回、和田、小関の連続押し出しで同点。代わった和田から伊東が犠飛、玉野の適時打で2点を勝ち越した。ロッテは小野が自滅し、3連敗で勝率5割。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 2 | 1 | x | 8 |
西武に勝利をプレゼントしたのは、ロッテの自滅だった。打線がコツコツ積み重ねた得点を、先発・小野が押し出し四球を連発して台無しにする。前日のサヨナラを含み、2試合で6つの押し出し四球を与えた投手陣の大乱調で、最大6まで積み上げた貯金もとうとうなくなった。山本監督は、押し出し3個を含む9四球の小野について、「あそこ(5回)だけちょっとな。俺も(ベンチで)力んだよ。」とがっくり。
今季初の同一カード3連戦3連敗。開幕直後は好調だったが、最近10試合で2勝しかできず、結局、4月は11勝13敗1分。
頼みは黒木の復活しかない。左ふくらはぎを痛めたエースがゴールデンウイーク中に復帰することが正式決定。1軍登板は4日のオリックス戦が濃厚になった。
右肩の張りのために中9日で先発した小野だったが、3個の押し出し四球を含む9四球を与えて5回途中で降板。「(肩は)全然痛くなかったんですが、力んでしまいました。ビデオを見て反省します」と肩を落とした。開幕から5連勝してきた西武に3連戦で3連敗で4位に転落。山本監督は「前から言っているように西武はスキを見せたらやられる。しっかりお返しされちゃったよ」。それでも昨年の4月は5勝17敗と大きく負け越したが、今年は5割で4月を終えた。「貯金はないけど、借金もないんだから」と指揮官は気持ちを切り替えていた。
リーグトップの防御率3.74を誇る投手陣だが、カブレラにはこの3連戦で12打数7安打6打点、4本塁打と打ちまくられた。袴田バッテリーコーチは「対策?光は見えた」と語っていたが、完全にお手上げの状態。山本監督は「あんなスイングしなくてもなあ」とこの日打たれたバックスクリーンを越える特大アーチにあきれ顔だった。