わたしはかもめ2001年鴎の便り(5月)

便

5月3日

千葉ロッテ10−2福岡ダイエー(福岡ドーム)

ロッテは、1点を追う4回、メイの2試合連続となる3ランで逆転。6回には、福浦の2ランで2点追加。8回には、1死一、二塁からボーリックの二塁打で2点追加。さらに、続くメイの今日2本目となる2ランで計4点追加。ロッテが久々に快勝した。ミンチーは8回を132球投げて、7安打無四球、失点1で4勝目をあげた。

123456789R
千葉ロッテ00030204110
福岡ダイエー0010000012

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福浦2ラン

打撃好調の福浦が、6回に7号2ランを打った。

福浦
「外野飛球でもいいという楽な気持ちで打席に立った。低めのボールを上手くすくいあげて打てた。」

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メイ「どんたく」に冷や水5ラン!

この夜に幕を開けた「博多どんたく」の熱気そのままに4万8000人をのみ込んだ福岡ドーム。その大観衆をメイの2発が黙らせた。まずは1点を追う4回、永井から右翼席中段へ逆転の7号3ラン。そして8回には右越えのダメ押し8号2ランだ。5連敗中のチームを救う5打点と打ちまくった助っ人は少し控えめに喜びを表した。

メイ
「チームが連敗中だったので何とかしたかった。シンに当たれば飛ばす自信はあるんだ。」

ある球団関係者が「今まで見てきた外国人選手の中で1番まじめだろう」と語るほどの勉強家。遠征先では宿舎近くの居酒屋で来日3年目のボーリックと4年目のミンチーを先生に他球団の投手の特徴などを熱心に聞く。その成果か勝利打点8回はリーグトップ。しかもこの日4勝目を飾ったミンチーの投げた試合は全てに勝利打点を挙げている。「いつも打ってくれてすごく嬉しい」と先生は“飲み仲間”の活躍に大喜びだった。

前夜は5時間19分の死闘の末に延長11回サヨナラ負け。暗いムードを何とか変えたいとベンチ前には清めの塩も盛られた。山本監督は「サヨナラ負けはオレが悪いだけで選手は悪くなかった。今日は選手の話を聞いてやってくれよ」と嬉しそうに言った。4連敗目を喫した1日には緊急ミーティングを招集したが、昨年までは怒鳴り散らしていた熱血漢が「声を出して明るくいこう」と穏やかに訴えたその姿にナインは静かに燃えた。4日は左ふくらはぎ打撲のために戦列を離れていたエース黒木が24日ぶりに先発。5月反攻へ足音が聞こえてきた。

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