わたしはかもめ2001年鴎の便り(5月)

便

5月21日

オリックス2−0千葉ロッテ(GS神戸)

オリックスは、2回、4回と、進藤の適時打で2点をあげた。投げては、戎が4安打無四球でプロ入り2度目の完封。打撃コーチを入れ替えて臨んだロッテだったが、打撃の不振は相変わらずで、戎のシュートとスライダーの前に内野ゴロの山を築いた。7回2失点と好投した横田を援護できなかった。

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千葉ロッテ0000000000
オリックス01010000x2

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打撃不振でコーチ入れ替え

打撃不振のテコ入れとして、秦2軍打撃コーチを1軍に昇格させ、高沢、山下の両1軍コーチを2軍へ降格した。チーム防御率トップを走りながら、打率が低迷し、投手を見殺しにするケースが目立っていた。

山本監督
「(日本ハムの)関根とか、同じピッチャーに同じようにやられてる。野手と同じようにコーチの入れ替えもあっていい。」

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重圧?打線沈黙

打撃コーチの入れ替えという「カンフル剤」も効果なし。戎の前に完封負けを喫した。横田が7回を2失点に抑える好投を演じたが、「カンフル剤」が逆に重圧となったのか、打線が沈黙。わずか4安打、内野ゴロの数は15だった。

山本監督
「あとは打線の奮起を待つだけ。」

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横田復活に手応え

7回を2失点と好投した横田がだったが、打線の援護がなく敗戦投手。右肩に爆弾を抱えているだけに、中10日以上の登板間隔ながら、十分先発の責務を果たしており、完全復活へ大きく前進した。

横田
「内容的には粘りを発揮できたと思う。」

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「どん底」ロッテ、お手上げ3連敗

ロッテはオリックス・戎の前にわずか4安打しか打てず零敗。3連敗で借金は2となり、山本監督は「今はバッターがどん底の状態。ピッチャーが踏ん張ってるうちに打線の奮起を待つしかない」と唇をかんだ。ネット裏の長島スコアラーも「直球で内角を突かれてからのフォークが効いていた」とお手上げの様子。不振の打線テコ入れのため、この日1、2軍の打撃コーチを入れ替えたが、特効薬とはならなかった。

横田
「疲れました。最初は悪かったけど、途中から立ち直れました。ただ負けちゃしようがない。」(7回2失点の好投も報われず3敗目)

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高沢、山下コーチを2軍降格

ロッテは21日、打撃不振の打開策として秦真司2軍打撃コーチを1軍に昇格させ、高沢秀昭、山下徳人の両1軍打撃コーチを2軍に降格させた。山本監督は今回の入れ替え人事について「日本ハムの関根とか去年やられたピッチャーに今年も同じようにやられている。何か手を打たないかん。野手の入れ替えだってあるんだから、コーチだってあるということ」と説明した。ロッテはチーム防御率はリーグ1位ながら打率はリーグ5位と低迷。秦打撃コーチは「チームが勝つための攻略法を見つけ、迷わず選手にアドバイスをしていきたい」と話した。

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