わたしはかもめ2001年鴎の便り(5月)

便

5月27日

日本ハム2−5千葉ロッテ(東京ドーム)

ロッテは、1回、ボーリックの適時二塁打で1点を先制し、2回、堀の2試合連続となるソロで1点を追加したが、その裏、田中幸、中村豊、野口の3連打で同点に追いつかれた。しかし、4回、メイの3試合連続となるソロで1点を勝ち越し、さらに7回、ボーリックの2試合連続となる2ランで2点を追加した。加藤は緩急をつけた投球で6回を2失点。終盤は継投策で、日本ハムに反撃の機会を与えなかった。

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千葉ロッテ1101002005
日本ハム0200000002

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天敵・日本ハムに3タテ

昨季6勝20敗1分の天敵・日本ハムに、4年ぶりの同一カード3タテを食らわせた。しかも、4連敗中だった金村を攻略した。昨シーズンは20回で1得点と歯が立たなかった金村から3本塁打で5点を奪った。昨シーズンは3球団に勝ち越しながら借金5で5位。日本ハム戦の負け越しが低迷の原因だった。

山本監督
「半信半疑だったけど、今日は手応えをつかめたよ。いい感じで打ってくれた。苦手意識とか言われて、選手も気にしていただろう。これで脱皮してくれる。」

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メイ“天敵粉砕”3戦連発!

もうファイターズなんて怖くない。昨年は6勝20敗1分け、99年も11勝15敗1分けと負け越した天敵・日本ハムに3連勝。就任以来初の“快挙”に山本監督は上機嫌だ。

山本監督
「嬉しいよ。これまでやられたことはあっても、3連勝なんかしたことなかったんだから。これで選手も脱皮してくれるだろう。」

3連勝の立役者は新外国人のメイだった。この日も2−2の4回、3試合連続となる12号ソロを右翼席へ。「日本ハムが苦手?全然知らなかったし、興味もないね。オレの仕事はとにかく打点を稼ぐこと。打球が上がったからホームランになっただけだよ」と3試合で12打数6安打4打点の活躍にも浮かれた様子はまるでない。スタンドにはマリシア夫人と3人の息子に加え、この日米国ペンシルベニア州から来日したばかりの夫人の妹ナタリーさんが勢揃い。家族の存在も日本ハム撃退の追い風になった。

優勝するにはまず苦手をつくらないこと。山本監督はフロントに要望し、園川一美前投手コーチを日本ハム専属スコアラーとして春季キャンプからずっと密着させている。開幕前、目標を聞かれた監督が真っ先に口にしたのは「優勝」ではなく「打倒・日本ハム」だった。

対日本ハム戦の同一カード3連戦3連勝は97年8月5〜7日以来4年ぶり。これで9日ぶりに貯金を1とした。28日からは地元・千葉マリンで首位ダイエーとの3連戦。呪縛から解放された好調ロッテのタカ狩りが注目される。

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