0−0のまま迎えた5回裏、西武は、柴田の適時三塁打で先制。6回裏にもカブレラが8試合ぶりにソロを放つと、続く鈴木もソロを放ち、2点を追加。そのまま3−0で西武の勝利。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | x | 3 |
西口に7回まで1安打。8回、1死満塁まで詰めより、やっと降板させたが、代打・福浦が遊ゴロ併殺打に倒れた。今季4度目の完封負けに、山本監督は淡々としていた。
8回1死満塁の代打で遊ゴロ併殺。反撃の機会をつぶした一打にうな垂れていた。
6回無死、カブレラはミンチーのボールを、バックスクリーン右の場外まで運んだ。28号の150メートル弾。8試合、37打席ぶりの手応えで、打った瞬間、ゆっくりと歩き出した。米大リーグでは、投手を侮辱する行為として見られるアクションがミンチーを刺激した。
続く7回、カブレラはオーロラビジョンに映った本塁打の映像を見ていて打席に入るのが遅れた。これでミンチーがキレた。ミンチーの球は、腰、胸、腰と3球連続で、ボールが体の近くを通っていった。カブレラはマウンドをにらみつけ、2人の間に、険悪なムードが漂った。
西武・西口の前に7回まで1安打に抑えられるなどロッテは打線が沈黙。わずか4安打の零敗で首位ダイエーと2.5ゲーム差に開いて山本監督は「ミンチーは非常にいい出来だったけど、打線がね。早いカウントからもっと積極的にバットを振っていかないと」と嘆いた。秦打撃コーチも「序盤に捕まえられなかったのが響いた。今度はもっと狙い球を絞るよう指示しないと」と悔しそうだった。