わたしはかもめ2001年鴎の便り(6月)

便

6月9日

西武3−0千葉ロッテ(西武ドーム)

0−0のまま迎えた5回裏、西武は、柴田の適時三塁打で先制。6回裏にもカブレラが8試合ぶりにソロを放つと、続く鈴木もソロを放ち、2点を追加。そのまま3−0で西武の勝利。

123456789R
千葉ロッテ0000000000
西武00001200x3

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山本監督淡々

西口に7回まで1安打。8回、1死満塁まで詰めより、やっと降板させたが、代打・福浦が遊ゴロ併殺打に倒れた。今季4度目の完封負けに、山本監督は淡々としていた。

山本監督
「西口は気合が入っていたよ。けど、もっと打たなあかん。」
秦打撃コーチ
「序盤に捕まえられなかったのが響いた。今度はもっと狙い球を絞るよう指示しないと。」

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福浦好機に併殺

8回1死満塁の代打で遊ゴロ併殺。反撃の機会をつぶした一打にうな垂れていた。

山本監督
「右、左は関係ない。ウチには福浦よりいい打者はいないんだから。」
福浦
「どん詰まりです。しようがないですね。足?痛みはなかったです。」

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ミンチー、カブレラにらみ合い

6回無死、カブレラはミンチーのボールを、バックスクリーン右の場外まで運んだ。28号の150メートル弾。8試合、37打席ぶりの手応えで、打った瞬間、ゆっくりと歩き出した。米大リーグでは、投手を侮辱する行為として見られるアクションがミンチーを刺激した。

続く7回、カブレラはオーロラビジョンに映った本塁打の映像を見ていて打席に入るのが遅れた。これでミンチーがキレた。ミンチーの球は、腰、胸、腰と3球連続で、ボールが体の近くを通っていった。カブレラはマウンドをにらみつけ、2人の間に、険悪なムードが漂った。

ミンチー
「低めを巧くさばかれた。打ったら、すぐ走るのが普通。打球を見る余裕があるのか?それに次の打席に入る前、オーロラビジョンの自分の本塁打に見とれていたけど、自分の本塁打が見たけりゃ、家に帰ってスポーツニュースを見ればいい。」
カブレラ
「久し振りにホームランボールが来てジャストミートできた。久しぶりの手応えを満喫させてもらった。ミンチーには悪いけど、しばらく(余韻に浸って)走らなかったよ。ボクが偉大な選手とは言わないけど、バリー・ボンズとか、偉大なメジャーリーガーもやっている。(すぐ走らなかったのは)日本に来てからずっとやっていること。特別なことじゃない。」

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4安打零敗、2.5ゲーム差後退

西武・西口の前に7回まで1安打に抑えられるなどロッテは打線が沈黙。わずか4安打の零敗で首位ダイエーと2.5ゲーム差に開いて山本監督は「ミンチーは非常にいい出来だったけど、打線がね。早いカウントからもっと積極的にバットを振っていかないと」と嘆いた。秦打撃コーチも「序盤に捕まえられなかったのが響いた。今度はもっと狙い球を絞るよう指示しないと」と悔しそうだった。

福浦
「どん詰まりです。しようがないですね。足?痛みはなかったです。」(左ひざ故障のためにスタメン落ち。8回1死満塁で代打も遊ゴロ併殺打)

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