7月4日7月4日1−1で迎えた延長10回、ロッテは無死満塁のチャンスを活かせず、その裏から登板した小林雅が、中村にサヨナラホームランを打たれて試合終了。8番手盛田が10回のピンチを2球で乗り切り2勝目を挙げた。小林雅の連続試合セーブは12で止まった。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| 大阪近鉄 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 2x |
小林雅の連続試合セーブが12でストップした。同点の延長10回裏から登板し、先頭の中村にスライダーをラフトスタンドに運ばれ、サヨナラ負けを喫した。チームは延長戦で勝ち星なしの4連敗。今季6度目の3連敗で借金も2となってしまった。
新外国人ブライアン・シコースキー投手が、4日、成田空港着の日航機で来日。千葉マリンで入団会見を開いた。
1995年ドラフトの4巡目でアストロズに入団。レンジャース移籍後の2000年8月16日のヤンキース戦でメジャー初先発初勝利を挙げ急成長を遂げた。今季は3Aオクラホマで14試合6勝4敗、防御率3.61の成績を残した。先発ローテ入りを期待されている新助っ人は、5日から埼玉・さいたま市のロッテ浦和球場で練習を開始。早ければ11日のダイエー戦で先発デビューする。
6月の月間MVPが発表された。パの投手部門は、リーグ連続試合セーブ記録を更新した小林雅が初選出。打者部門では、月間14本塁打を放ち、本塁打王争いでトップに躍り出たローズが4年ぶり2度目の受賞となった。
チャンスを逃した直後のロッテに悲劇が待っていた。1−1の延長10回、石毛から3連続四球を選んで無死満塁としながら、堀が一飛、初芝が三ゴロ併殺打。その裏、リーグ記録の連続試合セーブが12でストップするのを覚悟で投入した小林雅が中村にサヨナラ弾を浴びた。6月の月間MVPにも選ばれた小林雅だったが「記録？関係ない。真ん中に甘く入った。僕の失投です」と淡々と話した。対照的に山本監督は「10回の拙攻？それが全て。あっさりしすぎるよ」と悔しがっていた。
ロッテの新外国人、ブライアン・シコースキー投手（27）＝1メートル85、93キロ、右投げ右打ち＝が4日に来日した。千葉マリンスタジアムで会見し「日本のプロ野球は米大リーグに匹敵する実力があるので、挑戦してみたいと思った」と抱負を語った。同投手は今季、大リーグ、レンジャーズ傘下の3Aオクラホマで6勝4敗。9日にチームに合流する予定で、先発として期待されている。
西武は札幌ドーム初の主催試合となる13日からのロッテ3連戦に向けて松坂VS黒木の限定Tシャツ製作を決めた。13日の3連戦初戦で西武・松坂、ロッテ・黒木の登板が確実となったためで、2人の対決は3・24開幕戦以来。西武・小野球団代表も「五輪投手対決か。面白いね」と話した。
札幌ではパ・リーグ球団による来年の開幕戦実施が決定済み。札幌の準フランチャイズ化構想を持つ西武が主催の要請を受けていることもあり、エース対決による話題作りは望むところ。今回の3連戦は前売り券の売り上げが2万枚に届かず苦戦中だけに、小野代表も「北海道でいい試合をすることは大事。今回は（札幌進出の）1つの試金石」と盛り上げに懸命だ。
3・24開幕戦で販売された2人の限定Tシャツ300枚は15分で完売。「今度は札幌のファンの記念になれば」と札幌バージョン500枚を発注した球団関係者は期待していた。
プロ野球のセ、パ両リーグは4日、6月の月間MVPを発表した。セの投手部門は、4勝を挙げた入来（ヤクルト）がプロ12年目で初めて選ばれた。打者部門ではリーグ月間最多の7本塁打、24打点の清原（巨人）が西武在籍時の1994年5月以来、7年ぶり5度目の受賞。パの投手部門は、同リーグの連続試合セーブ記録を更新した小林雅（ロッテ）が初選出。打者部門では、月間14本塁打を放ち、本塁打王争いでトップに躍り出たローズ（近鉄）が4年ぶり2度目の受賞となった。
6月は6試合で6セーブを挙げ防御率0.00と完璧な内容で初の月間MVPに輝いた小林雅。連続試合セーブのリーグ記録も更新し「一生懸命にやった結果を評価されて嬉しい。自分のやっているポジションがこれで認められれば」とストッパーとしてのプライドをのぞかせていた。