ロッテが貯金1とした。1−1で迎えた3回、石井の適時打で勝ち越し。続く4回には小坂と福浦の長打で2点を追加。8回には立川のソロなどでさらに3点を挙げた。加藤が7回途中までを2失点で7勝目。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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大阪近鉄 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | x | 7 |
加藤が、7勝目を挙げ、「絶対、優勝します」とお立ち台で言ってのけた。チームが日本一になった年は投手の新人王が出ている。新人王と優勝に向け、強気のルーキーが後半戦も突っ走るのが楽しみ。
パ・リーグの来季の開幕戦(3月30日)の対戦カード、開催球場が、16日、パ・リーグ理事会で決まった。来季の開幕戦は全国6ヶ所で8年ぶりにセ、パ同日開催されるが、パ・リーグは札幌ドームで西武主催でロッテ戦、大阪ドームでは近鉄主催でオリックス戦、福岡ドームではダイエー主催で日本ハム戦が行われることになった。ビジターに決まった3球団については、今年Aクラスに入り、開幕権を取る可能性があるが、あくまで来季はこの組み合わせとなり、ビジター3チームについては開幕の翌週の土、日曜日に地元で開幕戦を開催できるように調整していく。
チームの灯を消す訳にはいかない。球宴前の大事な1戦。ロッテのルーキー加藤が首位近鉄を相手に奮投、6回2/3を5安打2失点の好投で7勝目を挙げた。
本調子でなくとも「いてまえ打線」を牛耳れる。最大のポイントは中村封じだ。これまでの対戦では13打数2安打の打率.154。この日も初回こそ歩かせたが、3回1死一塁ではフルカウントから外角高めの直球で空振り三振。6回無死一塁では内角スライダーで詰まらせ三飛に仕留めた。
「康介がよく投げてくれたよ」と山本監督も絶賛。新人王レースでは独走の気配だが「あまり意識していません。それより絶対優勝します」。加藤は力強く言い放った。
今季初めて三塁を守った石井が2安打1打点の活躍。同点の3回1死一、二塁で勝ち越しの左前打を放ち「難しい球を巧く打つことができた。走者を還すことができてよかった」と満足そう。5回に左翼線二塁打を放った際に右太腿の裏に違和感を覚えて大事を取って交代したが、17日の出場には支障がない模様だ。
プロ野球の実行委員会(議長・小池唯夫パ・リーグ会長)が16日、東京・内幸町の日本野球機構会議室で行われ、11月に台湾で行われる国際野球連盟(IBAF)ワールドカップに派遣する日本代表の編成について検討された。日本代表の後藤寿彦監督(慶大監督)が求める補強ポジション(左右の先発投手各1、左右の抑え投手各1、下手投げなどの変則投手1、捕手1、二遊間で計3、外野手2、内外野を守れる野手1)が12球団に伝えられ、それに沿って人選を進める。派遣選手は
の2条件のいずれかに該当する選手から選ぶことになった。
外国人選手の出場選手登録の人数については「時代の趨勢から増やそうという方向で検討している」(小池議長)と現行の4から5に“増枠”することで一致した。
また、来年のオールスター戦を7月12日に東京ドーム、13日に松山坊っちゃんスタジアム(松山中央公園野球場)で行うことが決まった。四国での球宴開催は史上初。17日のオーナー会議を経て正式発表される。なお、コナミフレッシュオールスターを7月11日に長野で開催することも決まった。