わたしはかもめ2001年鴎の便り(8月)

便

8月5日

千葉ロッテ9−1西武(千葉マリン)

ロッテが今季5度目の3連勝。2回、メイの先制ホームラン、小坂の適時三塁打などで5点を奪った。5回には福浦、ボーリックが連続二塁打を打つなど、小刻みに得点してリードを広げた。7回から登板した加藤が8勝目。

123456789R
西武0001000001
千葉ロッテ05002101x9

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9試合ぶりの2桁安打

13安打で後半戦初めての2桁安打。2回に6安打を集中して5点。口火を切ったのはメイ。2回に先制の24号ソロを放った。さらに1死一塁から4連打。一気に5点を奪い、西口をKOした。6月2日の近鉄戦以来となる1イニング5得点以上の大爆発。先発メンバーではサブローを除く8人が安打を放ち、得点、打点をそれぞれ7人がマーク。

山本監督
「まだ借金が残っているから。勝負はそれを返してから。」
メイ
「自分のタイミングでスイングできた。」

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山本監督ご機嫌

借金1までこぎつけた山本監督は機嫌がよかった。後半戦初めての2桁安打を記録して9点を奪った攻撃には特に嬉しそう。

山本監督
「よう3連勝してくれた。打線が奮起してくれたら上にいける可能性はある。」

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どっこいロッテも3連勝、借金1

山本監督の声も自然に高くなる。「4連敗したし、その分を早く取り返さないといけないから。よく3連勝してくれたよ」。貧打の汚名を返上し、13安打9得点と打線が大爆発。5回終了時の花火がこれほど似合う夜もなかった。

口火を切ったのはメイ。2回に右翼へ先制の24号ソロを叩き込んだ。「自分のタイミングでスイングできた」。さらに1死一塁から怒涛の4連打。一気に5点を奪い、西武の先発・西口をKOした。先発メンバーではサブローを除く8人が安打を放ち、得点、打点をそれぞれ7人がマーク。チーム一丸となった攻撃で3連勝、借金を1に戻した。

試合前には打てない打線に「もう慣れたよ」とぼやいていた山本監督も9試合ぶりの2ケタ安打に大喜び。「投手も頑張っているし、打線が今日みたいに奮起してくれたらどんどん上にいける。次はダイエー?怖いもんはないから大丈夫だ!」と鼻息も荒い。混パに再び殴り込み。ロッテはまだまだ死んじゃいない。

小林宏
「もう少し自分の投球ができると思ったけど…。力みました。(4回の)押し出しが悔しい。」(プロ初先発も4回を3安打4四球1失点で降板)
サブロー
「そんなに大したプレーじゃない。自分は捕れると思っていましたから。打てない時は守りでやらないと。」(4回2死満塁で小関の右中間の飛球を好捕)

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中継ぎ加藤8勝

中継ぎに配置転換となったルーキー加藤が7回から登板。9回1死まで1安打無失点の好投を見せ、今季8勝目を手にした。「今日はもらった勝ちだから」と言うが、これで白星先行。新人王も視界に入ってきた。先発だった前半戦と活躍の場は違うが「とにかく気持ち。これからも気迫をバンバン表に出していきたい」と話していた。

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