左腕・寺本と山崎が打者に挑戦することになった。1993年に投手で入団した福浦が今季、首位打者を獲得したこともあり、チームが第2の福浦発掘に本腰を入れることになった。寺本は高知・明徳義塾高1年からクリーンアップに名を連ね、1998年夏の甲子園大会などで4番兼エースとして活躍した。23日にはティーとマシンで打撃練習。山崎は、勝負強い打撃が信条。昨年のヤクルト時代、イースタン・ロッテ戦で安打を打ちまくり平野ヘッドコーチ(当時ロッテ2軍監督)の目に留まった。
ロッテは九州色を打ち出して口説いた。川北球団本部長、永野スカウトと共に、今月就任したばかりの広野編成部長も出席した。
それでも、40分に及ぶ面談は寺原からの質問はなし。球団では「将来的な和製大砲の獲得」も、かねてからのドラフト補強での狙い。競合する寺原獲りを断念し、高校生大型野手獲得へ方針転換することになりそうだ。高校通算83本塁打の大阪桐蔭高・中村剛也内野手を筆頭候補に挙げている。PL学園高・今江敏晃内野手や、星稜高・北野良栄捕手らも上位指名候補。