サブローと大村が契約更改交渉に臨み、ともにサインした。サブローは108試合に出場しながら打率2割2分9厘に終わり、150万円減の年俸2750万円で更改。わずか2安打を放っただけの大村は、25%の大幅ダウンをのんで2100万円でサインした。
サブローは、金額面では折れたが、千葉マリンの外野人工芝の改修を直訴した。7月のダイエー戦での打球処理時に、くぼみに足をとられて右足を痛めた。2003年天然芝化に向けたプロジェクトチームが組まれているが、来季はまだ人工芝だ。
一方、大村は、親会社のお菓子にコーヒー付き4時間にも及ぶロングラン契約更改。とはいっても、金額の話をしたのは最後の30分だけ。金額よりも球団首脳との会話に重きを置いている。球団に対する自分の評価、チームのこと、会社のことと3大テーマを立てて、それぞれ10項目ずつ、計30個の話題を書いたメモを片手に、川北球団本部長と会談。午後2時半から始まった交渉は途中から「おやつタイム」を挟み、球団からは結婚のすすめがあるなど終始和やかムード。
6巡目で指名した静岡・春野高の富永の入団が27日、決まった。井辺スカウトが静岡県春野町の同校を訪ね、契約金2500万円、年俸450万円で合意した。
27日、松本が現役を引退し、スカウトに就任すると発表した。手薄となっている関西エリアを担当することが決まっている。松本は1996年に住友金属からロッテに入団し、通算268試合に出場した。
今季リーグ2位の防御率3.93を挙げた投手陣の契約が長期化しそうだ。ロッテの投手会ゴルフが千葉・市原市の鳳琳CCで行われたが、いまだに契約更改の日程さえ決まっていないことに一部から不満が続出。前回540万円増の2000万円を保留し、28日に2回目の契約交渉に臨む和田は「納得がいくまで話したいと思います。まだ11月ですから」と長期戦も辞さない構えを示した。