わたしはかもめ2003年鴎の便り(1月)

便

1月8日

黒木知が自主トレ開始[スポニチ]

黒木知が8日、自主トレを開始。約3時間、汗を流した。キャッチボールでは同僚の小林宏が「回転がよくてキレがあった」と目を丸くするほど力強さが戻っていたが、右肩痛で1年半マウンドから遠ざかっていたブランクは大きく「翌日肩がどうなるのか不安。早い時期に肩を作って色々試したい」と威勢のいいセリフはなかった。

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黒木“開幕”に名乗り[サンスポ]

黒木知宏投手がさいたま市の浦和球場で始動。右肩痛からの完全復帰へ動き出した。完全復活を目指す黒木知が春季キャンプで行われる紅白戦の“開幕投手”に名乗りを上げた。この日は12月20日以来となるキャッチボールを97球行うなど短距離走やウエートトレーニングで約3時間、たっぷりと汗を流した。千葉マリンでの開幕戦となる3月31日の日本ハム戦に向けて肩の状態は上向き。「投げられるようになったからといってポジションが空いたわけではない。チーム内で競争して1軍に這い上がり、紅白戦で1番最初に投げたい」とまずは2月10日前後の第2クールにも始まる紅白戦に照準を定めた。

1軍マウンドから遠ざかること1年半。12月から重ねてきた約1時間のロードワークで74キロの体重を維持しており「これから細かい動きを取り入れていけば、キャンプまでにいい形で仕上がると思う」と復活へ向け焦りはない。

新年を迎えた地元・宮崎で「元気」というキャッチフレーズを決めた黒木知。復活の2文字が刺繍された赤い新グラブも準備した。「今までは開幕を目標にやっていたけど、今年は1からの出直し」。エースとしてのプライドを捨て、ジョニーが復活への一歩を踏み出した。

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黒木知が自主トレ開始

右肩痛のため昨シーズンを棒に振った黒木知が8日、さいたま市のロッテ浦和球場で自主トレーニングを開始した。97球のキャッチボール、60本のノック、ランニングなどを意欲的にこなし、汗を流すこと約3時間。最初は約30メートルのキャッチボール、肩の様子をうかがうように、ヒジを使わず大きなフォームで投げた。70球を超えると距離を縮め、ヒジを使った。スピードも回転も増した17球。最後は軽く10球を投げて97球。

年末年始は宮崎の実家で過ごした。体調管理はしてきたが、ボールを握ったのは昨年12月20日以来19日ぶり。約3時間汗を流した後、集まった報道陣に今季のスローガンは「元気」と明かした。

黒木知の気持ちをグラブが代弁していた。昨年12月におろしたばかりの、まだ新しい赤いグラブ。手のひらの左小指部分には、金色の刺繍で「気合」の2文字が、グラブの内側、手が直接当たる部分には、さらに大きな文字で、白く「復活」と縫われていた。

黒木知
「去年は暗かったですから。結果がどうであれ、元気いっぱいやっていきたい。(千葉)マリンのマウンドで投げることしか考えていない。今年は必ずマウンドに帰ります。ドラマを作りますよ。」

◇「復活日記」出版へ

黒木知が8日、さいたま市内の浦和球場で始動。右肩痛から再起するまでの自身の苦闘を記録した「復活日記」を、本として出版するプランを明らかにした。一昨年11月、右肩痛を発症してから書き始めた日記は、既にB4サイズのノート2冊分になっている。中身はエースとしての心の葛藤やトレーニング方法。今後も書き続ける予定で、将来的には右肩痛との長い闘いを出版するつもりだ。

黒木知
「いつか後に続く若い人達の役に立つと思って書いてきた。肩を壊して完治した前例はないし(肩痛の人の)参考になればと思う。」

◇浅間、弟子入り志願

ドラ3・浅間が、黒木知の弟子入りを熱望した。前日共に入寮したドラ8・早坂と自主トレ。黒木知が球場に現れると、駆け寄って挨拶した。

浅間
「投球に必要な筋力トレや、投球術を教えてもらいたいです。」

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続々自主トレ

浦和球場にも続々と選手がトレーニングに訪れている。黒木知の他、堀、薮田、高木、橋本、渡辺正、小林宏、合宿組の丸山、田中良、青野、昨日入寮した浅間、早坂らが汗を流した。高木はグランドで走りこんだ後、室内でチューブを使った強化トレ、遠投を繰り返した。薮田は昨日はマリンスタジアムでウェイトを行ったが、今日は浦和球場で自主トレ。

薮田
「昨日はボールは握らないでウェイトでじっくり体作りをやりましたが、今日はボールを握りたかったのでこちらにきました。軽めのノックやキャッチボールをやります。」

◇表敬訪問

川北智一球団代表、山本監督らが千葉県庁、千葉市役所などを表敬訪問。新年の挨拶回りを行った。

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小林雅、山梨県イメージアップ大賞

小林雅が故郷・山梨県が制定している「山梨県イメージアップ大賞」を受賞したことが明らかになった。この賞はスポーツ、芸術、文化、産業などあらゆる分野で、山梨県民に感動を与えるような活躍をし、その活躍が全国に紹介され、山梨のイメージアップに貢献したと認められる個人または団体に与えられる賞で、昨シーズン33試合連続セーブポイントの日本記録を樹立したことが認められ、昨年12月20日に開かれた選考委員会で小林雅の受賞が決まった。10日に表彰式と記者会見が行われる予定。

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“マイナー契約”今オフにも導入へ[スポニチ]

12球団が“マイナー契約”の導入を検討することが8日、明らかになった。9日、都内で開かれる実行委員会に議題として提出され、早ければ今オフにも導入される。

昨年11月のオーナー会議で支配下選手70人枠外で選手を獲得する新たな選手契約を導入することで一致。これを受けて機構側では選手育成に主眼を置き、練習生の位置づけで2軍戦出場に限定する“マイナー契約”の試案を作成。実行委に提出することになった。

12球団は現行70人枠の拡大を検討してきたが、球団の金銭的負担が増大する点がネックになっていた。野球協約に定める支配下選手として契約した場合、球団は故障選手といえども参稼報酬の最低保障として440万円を支払わなければならない上、機構は年金の負担金を拠出しなければならない。選手枠を単純に拡大してしまうと、苦しい球団経営をさらに圧迫する可能性がある。

そこで浮上したのが“マイナー選手契約”だ。支配下70人の枠外で契約する形ならば野球協約に縛られず、最低保障年俸や年金拠出金の義務は生じない。体力づくりから始めなければならない選手の獲得や休廃部となり、行き場のなくなった社会人選手受け入れに道が開け、事実上の選手枠拡大につながる。 ただ、マイナー契約で獲得する選手をドラフト対象とするかどうかなど検討課題は多い。9日の実行委員会からスタートする討議が注目される。

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