わたしはかもめ2003年鴎の便り(1月)

便

1月16日

パ・リーグが高めの判定是正を要望[サンスポ]

パ・リーグの理事・監督合同会議が16日開かれ、ストライクゾーンの高めの判定について、球審による個人差をなくすよう、今春のキャンプなどを通じて働き掛けていくことを決めた。

野球規則に従い、昨年からストライクゾーンが高めに広がったが、判定をめぐる混乱もあった。審判部で誤差見直しを徹底することになっており、会見でダイエーの王監督は「抜けたようなカーブもストライクになっていた。変化球はボール1個分ぐらい下がるだろう」と話した。

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パに来季プレーオフ復活…観客減歯止めに22年ぶり[サンスポ]

パ・リーグが来年、Aクラスチームによるプレーオフを実施する。プロ野球パ・リーグのオーナー懇談会が16日、東京・芝のホテルで開かれ、プレーオフ制導入の方向で一致した。同リーグでプレーオフが行われれば、昭和48年から10年間実施された前・後期制以来、22年ぶりとなる。

パ・リーグは昨年、4年ぶりにリーグ制覇を果たした西武が観客動員で前年比1万2000人減の168万2000人にとどまり、リーグ全体でも970万9000人と、一昨年に初めて乗った1000万人の大台を割った。各球団は観客減に歯止めをかけるため、「いかにファンの支持を得るか」を検討。その結果、数年来の検討事項だったプレーオフ制が具体化した。

プレーオフの方式は、前回と同じ2シーズン制(前・後期制)も提案されたが、「1チームが独走した場合、1番のかき入れ時に消化ゲームになってしまう恐れがある」として却下。代わってAクラス3チームによるプレーオフ案が浮上した。

これは1シーズン制の2、3位チームが“ミニプレーオフ”(3回戦制)を行い、勝ったチームと1位チームが5回戦を行い、リーグ優勝を決めるもの。上位チームに配慮し、“ミニプレーオフ”は2位チームに、その後のプレーオフは1位チームに興行権を与える。

今後は2月18日の同リーグ理事会で集中討議して詳細を煮詰め、7月のオーナー会議で承認の運びとなる。

近鉄・梨田監督
「去年の1位と2、3位が10数ゲーム差をつけられたことを考えると、1位にアドバンテージをつけないと。ゲーム差は何だったのかとなる。」
オリックス・岡添球団社長
「ずっと前から言ってきたこと。実現に向けて可能性が出てきたし、機が熟してきた感じだな。優勝が決まった後も2、3位争いがどうなるか、ファンに関心を持ってもらえる。」
オーナー懇の他の検討事項
実行委員会で検討されているFA制の改定については、資格取得年数(現行9年、逆指名と自由獲得枠は10年)は現行通りを確認。補償金、選手補償の枠から外れる「プロテクト選手」については改定を検討することを了承した。

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パ・リーグ、22年ぶりにプレーオフ復活[スポニチ]

パのプレーオフが22年ぶりに復活する。パ・リーグのオーナー懇談会(田代和議長=近鉄オーナー)が16日、東京・芝の東京プリンスホテルで開かれ、04年からプレーオフ制を導入する方向で一致した。2月18日の理事会で具体的な実施方法を検討するが、前後期の2シーズン制ではなく、1シーズン制の2、3位で勝者を決め、1位とリーグ優勝を争う方式が有力となった。

懇談会終了後、会見に臨んだ田代議長は「04年からプレーオフを実施するために研究、検討するよう理事会に指示した。いかにしてファンの支持を得られるか。04年からのパの脱皮を目指します」と語った。パ・リーグでプレーオフ導入は数年来の懸案事項だった。導入を進めたいオリックス、近鉄に対し、観客動員が見込めるダイエーは現状の公式戦実施を主張。意見集約は難航していた。しかし、昨年1000万人を割り込んだ観客動員の減少や、スター選手流出などでリーグ存続の危機感が強まり「メリット、デメリットはもちろんある。しかし、この際やろうという気持ちが強かった」(小池パ・リーグ会長)と6球団の首脳が導入に踏みきった。

懇談会では実施方法も議論され、73年から82年まで行っていた前後期優勝チームによるプレーオフについては、消化試合が増加するとして6球団が難色を示した。ここで西武・戸田博之オーナー代行がアイスホッケー日本リーグで採用されているチャレンジ制を提案。「2位と3位がやって1位とやる。Aクラスで日本シリーズの権利があるのだから(下位の試合も)消化試合にならない」。この方式ではまた全試合を上位チームの本拠地で実施することで上位球団の優位性を反映している。同案に対して各球団の首脳とも大筋で理解を示したという。ただ梨田監督が「下位チームは3連勝しなければならないとか、1敗したら終わりとか(ペナントレースの)ゲーム差によってハンデをつけるべき」と本拠地開催権以外の優先条件を求めたように、現場サイドから不満が噴出する可能性もある。2月18日の理事会でプレーオフの試合数など細部について検討。7月のオーナー会議をめどに正式に導入を決定する。

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2004年からプレーオフ制導入

パ・リーグが2004年のシーズンからAクラスチームによるプレーオフ制を導入することになった。プロ野球パ・リーグのオーナー懇談会が16日、東京・芝公園の東京プリンスホテルで開かれ、リーグ活性化に向け、プレーオフ制導入の方向で一致した。

パ・リーグでは1973年から1982年まで前後期の2シーズン制にし、優勝チーム同士による5回戦制のプレーオフを実施。1983年に1シーズン制に戻してからも、1位と2位が5ゲーム差以内ならば行う変則プレーオフ制を導入したが、1度も実施されることなく3年間で廃止された。プレーオフが行われれば、昭和48年から10年間実施された前・後期制以来、22年ぶりとなる。

この日、いくつかの実施方式が提案されたが、有力となったのが、「アイスホッケー方式」。前後期の2シーズン制ではなく、1シーズン制の2、3位で勝者を決め(チャレンジマッチ(仮称))、1位とリーグ優勝を争う方式。韓国プロ野球でも同様の方式でプレーオフが行われている。チャレンジマッチは3試合、リーグ優勝決定戦は5試合が想定され、上位チームは本拠地での開催権を得て、営業的にアドバンテージを得る。シーズン試合数は今年までの140から10減の130を予定、仮に3位に同率チームが並んだ場合は1試合のプレーオフを行うことにしている。

過去10年間行われた2シーズン制や、シーズン後半にリーグを東西2地区に分け、地区トップが争う案なども出たが、賛成意見は少なかった。2シーズン制について、小池会長は「メリットもデメリットもあったが、1チームが独走した場合、2度消化試合ができるのはマイナス」と話した。今後は2月18日の理事会(沖縄・宮古島)で集中討議して詳細を煮詰め、7月のオーナー会議で承認の運びとなる。

他の検討事項としては、実行委員会で検討されているFA制の改定について、資格取得年数(現行9年、逆指名と自由獲得枠は10年)は現行通りを確認。補償金、選手補償の枠から外れる「プロテクト選手」については改定を検討することを了承した。

小池唯夫会長
「やろうじゃないかの意見が大勢を占めたということです。反対はなく、むしろ積極論が多かった。」
近鉄・田代和オーナー(議長)
「2004年からプレーオフを実施するために研究、検討するよう理事会に指示した。いかにしてファンの支持を得られるか。2004年からのパの脱皮を目指します。」
西武・戸田博之オーナー代行
「アイスホッケーでも同じ方式ですから、(西武)堤オーナーの賛同も得られるでしょう。2位(3位)チームが日本シリーズに出場するのはどうかという声もあるが、プロ野球はあくまで興行。上位チームの本拠地で開催することで興行収入が(上位チームに)入ればいいのでは。」
西武・伊原監督
「ファンのためにいいことであれば、いい。それに勝つ自信もありますよ。」
ダイエー・王監督
「我々が決めることではないし、決れば従う。(レギュラーシーズンを)トップでゴールしたチームが有利になって、3位が1番厳しい条件になるのは当然のこと。それなりの覚悟をしてやればいい。」
近鉄・梨田監督
「下位チームは3連勝しなければならないとか、1敗したら終わりとか(ペナントレースの)ゲーム差による何らかのハンティをつけるべきだと思う。ぶっちぎりで勝ったのに、最終的にプレーオフで負けて優勝なしというのはねぇ…。ただ話題性もあるし、プレーオフそのものにはボクは賛成。いいことだと思う。」
山本監督
「何でもやってみればいい。方向性を持っているだけで、色んな意味で活性化につながる。(プレーオフ制が)ロッテにとって、よくなるかどうかは分からない。それは別問題として、どんどんチャレンジすればいい。」
日本ハム・白井ヘッドコーチ
「個人的には非常に面白いと思う。戦い方も代わってくるのでは。優勝がダメでも2位、3位狙いに切り替えられるし、スタートに失敗してもシーズン途中に立て直せる。観客動員の面でも魅力的です。」

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重光オーナー、東アジアリーグ構想[スポニチ]

ロッテの重光昭夫オーナー代行がオーナー懇談会の中で大規模な「東アジアリーグ」構想を提案した。将来的に韓国、台湾、中国のプロを組み込んだリーグを結成。試合を公式戦として扱うほか、アジア一を決める「チャンピオンシップ」の実現も提案した。具体的なものは2月18日のパ・リーグ理事会で検討される。同オーナーは「松井がニューヨークへ行って内憂外患な時期でもあるし、積極的に話を進めれば面白いと思う」と話した。

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優勝へ個人面談

山本監督が、今年のキャンプは個人のレベルアップを主題に取り組むことを明かした。そのために、まず個人面談を実施する。グラウンド外でも1対1で直接指導するつもり。技術的・戦略的な要望を突きつけ、各選手の目的意識を高めるのが狙いだ。また、進塁打の査定ポイントを多くするよう、新査定を導入することも明かした。

山本監督
「対話の機会を増やそうと思っている。優勝するために“こうして欲しい”と要望を出す。」

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