諸積が17日、メジャーばりのダイナミックプレーで、千葉マリンを沸かせることを誓った。千葉マリンでは、ハイテク人工芝への改修工事が進んでいる。この日までに米大リーグ、フィリーズの本拠ベテランズスタジアムと同じ新人工芝がグラウンド全面に敷かれた。芝の縫製やゴムチップをまくため、工事完了は来月中旬になる予定。諸積は初めてのハイテク芝の上に立つと、いきなりヘッドスライディングのポーズ。「寝心地いい〜」と柔らかさに感動の声をあげた。また、この日からダグアウトもメジャー流の一列ベンチへの工事が始まった。
山本監督が千葉マリンで自主トレ中の黒木知と、今年初めて対面した。固い握手を交わした山本監督は、中継ぎでのテスト登板などは否定。あくまでエースとしての復活を期待していた。
元横浜で3年ぶりに日本球界に復帰するロバート・ローズが22日に来日し、その翌日から自主トレを開始する。千葉マリンスタジアムでウエートトレを中心に連日のトレーニングを行う予定だ。ローズは野球を離れた2年間もウエートトレだけは欠かしていなかった。既に横浜時代にサイクル安打を達成した同モデルのバットを発注しており「(DHではなく)二塁を守りたい」とアピールしている。既に内外野の各ポジションを2人に限定するサバイバル方式を打ち出しているが、山本監督もローズだけはキャンプで別格扱いする。
山本監督が「機動力野球」を今季のテーマに掲げた。昨年はリーグ最低の101本塁打とあって「二塁から1本で帰ってこられるように、半分ぐらいは走れる選手を使いたい」とレギュラー陣に「足」の必要性を訴えた。また「ホームランが40本も50本も打てる選手がいないんだから」と、進塁打も重視。犠打、犠飛などの査定ポイントをアップする方針で、キャンプでは徹底した右打ちの練習に取り組ませる予定だ。
ドラ1巡目・西岡の1軍キャンプ参加の可能性が大だ。この日は合同自主トレはお休み。さいたま市の寮内の施設で、ドラ6巡目・金沢と約1時間、筋トレとティーで汗を流した。休日返上にも「1軍キャンプに最初から行きたいですからね」と意欲的だ。12日に浦和球場での新人合同トレを視察した山本監督は「ビデオよりずっといいよ。いい打ち方していたよ」と興奮気味に話していた。
山本監督が新人の自主トレを視察。D1巡目の西岡(大阪桐蔭)のティー打撃を目にして「スイングが一定して打つポイントが決まっている。間の取り方もいい」と1軍キャンプ帯同を即決した。西岡も「監督が来ていたので意識してバットを振りました」と作戦成功(?)で会心の笑みだった。
山本監督が17日、若手選手に不満を爆発させた。Aクラスからは8年、優勝からは29年遠ざかっている。その原因の1つを若手の伸び悩みと見ている。ブレークできずにいる選手も入団時はみな有望株だった。それだけに山本監督は「みんな丸刈り頭にすればいいんだ」と、高校球児時代の原点に戻るよう「丸刈り指令」を出した。短髪がトレードマークの福浦を例に出し、「福浦を見ろ。あいつはいい顔しているだろ」と丸刈りの必要性を熱く説いた。