わたしはかもめ2003年鴎の便り(1月)

便

1月22日

ロッテに参上!元横浜の最強の助っ人・ローズが来日[サンスポ]

横浜時代、首位打者、打点王を獲得するなど最強の助っ人と言われ、3年ぶりの日本球界復帰を果たしたロッテのロバート・ローズ内野手(35)が22日、夫人のミッシェルさんと4人の子供と共に来日。昭和49年以来遠ざかっている優勝に向け、チームの牽引車になることを約束した。

ローズは2年間、長女・アンバーさん(17)が通う高校で野球のコーチをしていただけと伝えられていた。それだけに注目されたのは体型だった。

ところが「現在190ポンド(約82キロ)」と本人が言うように、3年前と体重は変わっていない。しかも帰国を期に、髪の毛を短くしたこともあって顔つきは精悍だった。

「娘の高校で野球のコーチをしていて、徐々に(日本で)野球をやってみたい気持ちになった」と球界復帰の動機を説明。「そのためにウエートに気をつけ、トレーニングを積んできた」という。

平成5年から12年までの8年間でマークした打率.325、167本塁打、808打点(この間首位打者1度、打点王2度)の通算成績の自信は揺るぎなかった。

ローズ
「目標?数字は関係ない。150パーセント、自分の力を出して優勝に貢献することだけを考えている。」

昨年12月に渡米して、ローズと話し合った山本監督は「不動のセカンド・4番」といい、さらに「彼と心中する気持ちで、今季は臨む」と大変な惚れ込みようだ。

その「(監督の)期待に必ず応えられるようにやる。期待して欲しい」。実績があるだけに、ローズのことばには重みがあった。

ロバート・ローズ
1967年(昭和42年)3月15日、米カリフォルニア州生まれ、35歳。85年エンゼルスに入団。平成5年に横浜に入団し同年、打点王のタイトルを獲得。平成10年の横浜の日本一に大きく貢献。11年には首位打者と打点王の2冠に輝く。サイクル安打3回の記録を持つ。12年秋に自由契約。1メートル80、85キロ。右投げ右打ち。家族は夫人のミッシェルさんと1男3女。今季年俸は8000万円。

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ローズ、丸刈りで参上

今季ロッテの4番二塁を任せられるローズが22日、成田着の航空機で来日した。横浜時代とは違う丸刈りで登場。到着ロビーに現れた姿は横浜在籍当時と同じくしっかり絞れていた。2000年限りで横浜を退団し、米国へ帰ってすぐに頭を丸めた。日本球界復帰への思いからだった。コロラド州の自宅で過ごした2年間。4人の子供に囲まれ、平穏な生活を送ったが、野球を忘れることはなかった。長女アンバーさん(17)の通うハイスクールでコーチを引き受け、自宅では毎日2時間のウエートトレーニングを日課としていた。ゴルフ、水上スキーなどで体は常に動かし、もちろん打撃練習も続けてきた。

気になるのはやはり2年間のブランク。実戦から遠ざかっている不安を消すことはできない。「ナーバスな部分だが、1つのチャレンジ」とローズは答えたが、「期待して欲しい」と自信のあるところも見せた。オープン戦にもフル出場すると宣言した。

横浜・斉藤隆投手の米国からの帰国のため、成田空港に居合わせた横浜球団の欠端広報も、ローズの活躍に太鼓判を押した。

ローズ
「2年間、日本復帰を目指していた。家族もハッピーだよ。ベスト体重は85キロだが現在は86キロ。キャンプで仕上げていく。アメリカでは、コンディショニングを中心にウェイトやティーバッティングを行ってきた。野球に対する寂しさが募る2年間だった。早くから欲しいと言ってくれたロッテを1番と考えた。数字の目標はないが、チームの勝利に貢献したい。一生懸命に150%の力を出し切ってやるので期待して。リーグもパに変わって新鮮なスタート。自分も磨けると思う。」
山本監督
「4番二塁。ローズと心中の覚悟だ。今までいなかった軸ができた。ブランクは全く心配していない。評論家とかが色々話しているが、ぐうの音も出ない活躍する。実績のある選手は何かが違う。ほかの選手にいい影響になって、ロッテの血となって欲しい。」
横浜・欠端広報
「黙々と自分のことはきっちりとやる男です。トレーニングもしているらしいし、打つんじゃないかな。」

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茶髪禁止令

山本監督がチーム改革の一環として「茶髪禁止令」を打ち出した。選手の半数以上は茶、金色などのカラーリングで個性をアピールしているが、ユニホーム着用時の禁煙令に続く改革第2弾で、襟足、もみあげも刈り上げさせる意向だ。

山本監督
「髪の毛を気にする時間があるならもっと野球のことを考えなきゃいかん。」
佐々木2軍監督
「キャンプに入ったら徹底して注意していく。」

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