わたしはかもめ2003年鴎の便り(1月)

便

1月23日

渡辺正、退院即再始動

虫垂炎のため17日から戸田市内の病院に入院していた渡辺正が23日に退院。約1週間の投薬治療で痛みは治まった。退院後はそのまま浦和球場に入り、自主トレを再開した。

渡辺正
「全く痛みはありません。もう大丈夫です。焦らずもう1度体を作り直すつもりでトレーニングします。」

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パ・リーグ、史上初の3月ナイター開幕[サンスポ]

パ・リーグは23日、試合開始時間を入れた今季公式戦の詳細日程を発表した。15年ぶりの金曜開幕となる3月28日は3試合ともナイター開催。3月に開幕戦をナイターで行うのはリーグ史上初めて。

開幕カードは西武−日本ハムが西武、近鉄−オリックスが大阪、ダイエー−ロッテが福岡の各ドームで行われる。本拠地以外での主催試合は、平成16年から本拠地を札幌に移す日本ハムが10試合を札幌ドームで主催するなど、近鉄を除く5球団が計34試合を予定している。月曜日開催の「マンデー パ・リーグ」は今季で3年目となる。

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前ロッテコーチの高畠氏教壇に立つ[サンスポ]

昨年までロッテの打撃コーチを務めていた高畠導宏氏が35年間のプロ生活を離れ、今春から福岡の高校で教壇に立つ。29歳で南海(現ダイエー)のコーチになってからロッテ、ヤクルト、中日などのべ7球団で打撃コーチを務めた男の転身。教師、そして、いずれは高校野球の指導者と、59歳の夢は広がっていく。

教職課程を取るため高畠氏が日大通信教育部に入学したのは平成10年。その時は高校野球の指導者どころか、まさか将来、自分が教壇に立つだろうとも頭になかった。

高畠氏
「コーチは技術指導より、選手とどれだけメンタルな部分で接することができるかが大切なんです。そのために心理学やカウンセリングを学びたいと思ったんです。」

当時は外国人選手獲得の渉外担当だったことから比較的時間はあった。日大に相談したところ「そういう教科なら教職課程に入っています」と勧められ入学を決めた。

結局、2年の予定が5年かかって必要単位を修得。昨年10月に福岡の筑紫台高校で教育実習も経験。その時はまだコーチ業に未練があったが「生徒と接していくうちに、自分の経験が少しでも彼らが社会で生きていく力になれたらと思うようになった」。学校の勧めもあり、4月から教諭として公民、現代社会を教えることが決まった。

プロ経験者は2年の教職生活を経験すれば高校野球の指導者になれる。「今は授業だけでそれどころじゃないですけど、いずれは野球でも役立てれば」と野球人としての夢も頭に残している。

昭和43年に南海入団。5年の現役生活の後、29歳でコーチに転身してからは野村、根本、星野、仰木といった名監督の下で、打撃コーチ一筋。ロッテ時代はロングティーやバックスピンをかけ、ネットに向かって打ち上げるティーなどアイデア練習で、落合博満を育てあげた。だが「振り返れば、あの時ああしていればなど後悔の繰り返し」という。

選手と一緒に喜び、悩んだプロ生活の全てが、第2の人生のかけがえのない“教科書”となる。

高畠導宏(たかばたけ・みちひろ)
昭和19年1月18日、岡山県生まれ、59歳。岡山南高、中大、日鉱日立を経て、43年D5位で南海入団。47年オフに現役引退。以降、南海、ロッテ、ヤクルト、ダイエー、中日、オリックスでコーチを勤め、平成14年にロッテ打撃コーチに就任した。理論的な打撃指導には定評があった。1メートル72、80キロ。左投げ左打ち。

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