わたしはかもめ2003年鴎の便り(1月)

便

1月28日

黒木知、3連投回避

右肩痛からの復活を目指す黒木知が、28日、ブルペン入りを回避、3日連続の投球を取りやめた。浦和球場に自主トレに訪れたが、軽めの調整だけで、ブルペンには入らなかった。前日27日は、立ち投げ20球、捕手を座らせ55球を投げ込んだ。26日にもブルペンで84球、2日で150球を超える投球を見せた。前日は「3連投しようと思っている」と話していたが、足に張があったため、この日のブルペン入りは見合わせた。スパイクを履いての練習は20日に再開したばかり。下半身の疲労が、右肩やフォームに影響を及ぼすのを避けた形だが、30日、キャンプ地・鹿児島に移動して、即マウンドに向かうと宣言した。

黒木知
「30日にはブルペンに入る。」

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食堂にコラーゲン8000

キムチ、梅干、りんご酢、アセロラドリンクと毎年、キャンプでは選手の体に良いとされるものを積極的に取り入れてきたが、今年のキャンプでは「コラーゲン8000」を取り入れることになった。「コラーゲン8000」は、1日に不足分と言われるコラーゲン8000mgが配合されている他、11種類のビタミンが配合されている飲料。鹿児島キャンプの選手宿舎食堂に常備され、もっとも効果的といわれる就寝前に選手は毎晩飲用する予定。

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尚子、臨時走塁コーチ

27日にさいたま市のロッテ浦和球場で行われた1軍コーチ会議で走塁の強化に重点を置く方針を確認。2月1日から鹿児島で行う春季キャンプでシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子に「臨時走塁コーチ」就任を要請していることが明らかになった。昨年のロッテ・キャンプでは小出義雄・佐倉アスリート倶楽部監督が講演。金メダリスト育成のノウハウなどを伝授した。今年は世界最高峰のアスリート本人からメンタル・コントロールの方法論などを語ってもらうほか、トレーニング法などについても解説してもらいたい意向だ。

小出監督と高橋は今年も2月上旬から鹿児島・徳之島でキャンプを行うことから、その合間を縫ってロッテ・キャンプに立ち寄る方向で調整中だ。高橋は昨年、バレンタインデーのチョコレートと激励の手紙をナインにプレゼント。自身がロッテ本社のCMに出演中という縁もあり、前向きな姿勢を球団側に伝えているという。

高代ヘッドコーチ
「オープン戦ではアウトになると分かっていても先の塁に突っ込ませる。」

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高橋尚子に臨時走塁コーチ要請[スポニチ]

ロッテが2月1日から鹿児島で行う春季キャンプでシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子に“臨時走塁コーチ”就任を要請していることが28日、明らかになった。昨年のロッテ・キャンプでは小出義雄・佐倉アスリート倶楽部監督が講演。金メダリスト育成のノウハウなどを伝授したが、今年は世界最高峰のアスリート本人がトレーニング法から精神面までをナインに叩き込む。

7年連続Bクラス、74年以来28年間優勝から遠ざかっているロッテを金メダリストが強力にバックアップする。川北智一球団代表は「今年は2人に来てもらい、色々やってもらえるようにお願いしている」と高橋と育ての親である小出監督に“コーチ就任”を要請していることを明かした。小出監督は昨年2月9日に「君ならできる」と題し、ロッテ・ナインに講演。決して勝負を諦めない強い精神力の大切さを説いた。同監督と高橋は今年も2月上旬から鹿児島・徳之島でキャンプを行うことから、その合間を縫ってロッテ・キャンプに立ち寄る方向で調整中だ。高橋は昨年、バレンタインデーのチョコレートと激励の手紙をナインにプレゼント。自身がロッテ本社のCMに出演中という縁もあり、前向きな姿勢を球団側に伝えているという。

球団側では大舞台になればなるほど実力を発揮する高橋にメンタル・コントロールの方法論などを語ってもらうほか、トレーニング法などについても解説してもらいたい意向。シドニー五輪で金メダル獲得、01年のベルリン・マラソンで2時間19分46秒の日本歴代最高タイムをマークした高橋のノウハウを学ぶことでチーム力向上を図りたい考えで、いわば“コーチ”としての役割を期待している。瞬発系の競技と言われる野球とは相反する性格を持つマラソンだが、超一流アスリートの競技哲学がナインに与える影響は大。また、基礎的な体力アップの方法論も吸収したい考えで高橋や小出監督による“実技指導”に発展する可能性も十分にある。

27日にさいたま市のロッテ浦和球場で行われた1軍コーチ会議では走塁の強化に重点を置く方針を確認。今季から三塁コーチャーを務める高代ヘッドコーチは「オープン戦ではアウトになると分かっていても先の塁に突っ込ませる」と話した。積極果敢な心と走力。2つのキーワードは金メダリスト・高橋から学ぶロッテ・ナインだ。

◇高橋は来月練習開始

高橋は先週、昨年11月に疲労骨折した左肋骨の再検査を済ませ、来月初旬から鹿児島・徳之島で練習を再開する。8月のパリ世界選手権の代表選考を兼ねた昨年11月の東京国際を欠場。3月の名古屋国際出場も断念しており、アテネ五輪の代表内定がかかる世界選手権出場は回避し、04年に向けてじっくり調整していく意向だ。

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