昨夜から降り出した雨が朝になっても止まず、キャンプ初日は室内・鴨池ドームでのスタートとなった。恒例の顔写真の撮影の後、鹿児島市長から「かごしま黒豚」の差し入れがあり、山本監督の挨拶でスタート。今キャンプはユニホーム着用時の禁煙を徹底した。鴨池ドーム内の灰皿も屋外に撤去された。練習前にはナインを集めて「明るく、楽しくやっていこう」とゲキ。29年ぶりの優勝へ向け、テンション高いスタートを切った。
ローズが、初日からフリー打撃を始めた。横浜時代の2000年10月9日のヤクルト戦以来、845日ぶりの打撃練習。室内練習場での45球は、ミート中心。安打性の打球は24本。ほとんどバットの芯を外さず左右に打ち分けるなど、2年間のブランクを感じさせなかった。隣で一緒に打った初芝は「凄い凄い」を連発。
ロッテに新加入した元横浜のローズが1日の初日からフリー打撃を始めた。室内練習場での45球は、ミート中心。ほとんどバットの芯を外さず左右に打ち分け、平成11年のセ・リーグ二冠王は2年間のブランクを感じさせなかった。ローズは笑顔を交えながら「興奮したが、感触はとても良かった」と満足げだった。
ローズが横浜時代の00年10月9日のヤクルト戦(横浜)以来845日ぶりに打撃練習を行った。「久し振りだったので興奮した。これから1日1日ゆっくりと調整していきたい」と話したローズだが、46スイング中、安打性の打球は24本。全くブランクを感じさせない打撃に山本監督は「ある程度の数字を残してくれることが分かった」。高代ヘッドコーチは「打ってくれればいいんだから(サインは)見ているフリをしてくれていればいい」と公式戦中のノーサインまで明言。絶大な信頼を寄せていた。
右肩痛から再起を懸ける黒木知が、ブルペンに1番乗りした。気温8度と冷え込む中、黒のレッグウオーマーを着用してアップに参加。十分に体を温めてから40球の投球練習を行い「ちょっと痛みが残るけど、投げながら治していきたい」と前向き。投球モーションを全体的に早めて、右ひじをスムーズに上げるフォームには「寒かったせいか、しっくりこなかった」と苦笑いを浮かべていた。
守護神・小林雅が初日からエンジン全開だ。オフの間は遠投だけで肩をつくっていたため、この日が初ブルペン。「中途半端なことはしたくないから」といきなり捕手を座らせて50球の投球練習を行った。ベスト体重から3キロ少ない85キロに絞り込んでキャンプイン。「もっと球がばらつくと思ったけど、よかった。オープンでは全試合ブルペンに入りたい」と話していた。
小林雅、黒木知、加藤が初日からブルペン入り。小林雅は50球、伸びのあるボールを投げ込んでいた。黒木知は清水将を相手に40球。加藤は今年2度目のブルペン入りとなるが、本格的なピッチングは初めて。今1つのピッチングに不満そうな表情を見せた。
野手転向2年目の寺本が、ドラ1巡目の西岡と共にランニングでは常に先頭に立ち、夜間練習では約300球のマシン打撃で汗を流した。
諸積が鴨池ドームでの夜間練習で約200球のマシン打撃を行った。例年、第2、3クールから夜間練習に参加してきたが、キャンプ初日からはプロ10年目で初めて。「毎日きます」と皆勤賞を宣言。あと2年で「35歳までは現役」という目標を果たせる。
2年連続で打率3割を記録した福浦が“リタイア1号”となった。アップ前のストレッチで左足首をひねり、ダッシュ系のトレーニングから離脱。ヒヤリとさせたが、軽い捻挫と分かり、テーピングを巻いてから練習に合流。「始まって3分ぐらいでやっちゃったよ。痛みはあるけど、大丈夫」と2日からの練習は通常通り参加する。