わたしはかもめ2003年鴎の便り(2月)

便

2月12日

“罰金制紅白戦”で意識改革[スポニチ]

7年連続Bクラスから脱却を狙うロッテが13日から球界初の“罰金制紅白戦”を行う。ここ4年間はレギュラー組と控え組で対戦する通常の紅白戦だったものを今年は「負けチームが勝ったチームの同じポジションの選手に1万円ぐらい払わせる」と高代延博ヘッドコーチが説明。チーム力を均等に分け、勝利への執着心を植え付けさせる。

まさに“ニンジン作戦”の予行演習だ。球団では昨年の開幕11連敗スタートを踏まえ、開幕からの20試合で1勝につき100万円の報奨金をベンチ入りメンバーに分配することが決まっている。山本監督もポケットマネーによる監督賞を奮発。特に昨年8勝19敗1分けの西武戦では「飲みに行ってもオレは水でもいい」と大出血の覚悟で、西武戦の初戦となる4月12日からの2連戦(西武ドーム)では10万単位で出すという。

“現金主義”を植え付ける紅白戦。選手会長の小坂が「ポジションによっては相場は変わってくると思う」と話せばナインの目の色も変わる。1軍キャンプ参加者で最低年俸580万円の寺本は「払うお金がないので勝って増やすしかないですね」とニヤリ。勝てば白組の「4番・二塁」で出場するローズから罰金をもらえる新人の西岡は「買い物の資金源にしたい」と鼻息が荒かった。

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罰金紅白戦

ロッテが、13日から球界初の「罰金制紅白戦」を行う。ここ4年間はレギュラー組と控え組で対戦する通常の紅白戦だったものを、今年は「負けチームが勝ったチームの同じポジションの選手に1万円ぐらい払わせる」と高代延博ヘッドコーチが説明。チーム力を均等に分け、勝利への執着心を植え付けさせる。さらに開幕からの20試合で1勝につき100万円の報奨金をベンチ入りメンバーに分配することが決まっている。

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黒木知、最多101球

黒木知が12日、ブルペンで今キャンプ最多の101球を投げ込んだ。カーブ、スライダー、フォークと変化球も多投した上、打者も初めて立たせるなど、より実戦を見据えた密度の濃いピッチング。白坂コンディショニングコーチが「暖かくなった、この2、3日で肩の不安がなくなった感じ」と証言するように、温暖な気候が肩の調子を後押ししている。今後も天気と相談しながらの調整は続く。

黒木知のブルペン
天気気温球数
18度40球
2晴れ15度70球
3晴れ19度休肩
4曇り後雨7度80球
5曇り8度休日
6晴れ16度73球
7晴れ19度68球
810度休肩
9晴れ20度52球
10曇り17度休日
11曇り14度86球
12晴れ18度101球
清水将
「全盛期に近い1球があった。差し込まれて巧く捕れなかったのが悔しい。」

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小林雅、120球の熱投

キャンプインから、毎日50球をブルペンで投げていた小林雅が、120球を投げ込み、肩を作った。

小林雅
「キャンプでは1度、100球を超えるボールを投げて肩を作りたかった。今後はノースローの日も作っていくよ。」

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投げるところない!小林雅が審判に猛抗議[サンスポ]

ロッテの守護神・小林雅英投手が12日、ブルペンでの投球練習中に審判に怒りの猛抗議を敢行した。ストライクゾーンをめぐっては昨季も審判と選手らの確執があったが、キャンプ中の抗議は異例中の異例。公式戦でもひとモメ、ふたモメありそうな雲行きだ。

「どこに投げればいいんだ!」−。投手が審判に噛み付くのは珍しくもない光景だが、それがブルペン、しかもキャンプでとなれば話は別。荒らげた声の主はロッテの守護神・小林雅だった。

そもそもこの日、120球の投げ込みを予定していた小林雅。80球を過ぎたころ、ロッテ鹿児島キャンプに帯同している審判団の1人、白井一行審判員が捕手の里崎の後ろに立ったのがこの“事件”の始まりだ。

審判の姿を見て、1度は気合を入れ直した小林雅だが、100球を超えた時点で「エッ?」と疑問の表情。続いてマウンド上でしゃがみ込んであきれたポーズ。「これでどうだ」と投げ込んだ真ん中高めの直球が再び「ボール」と言われ、とうとうブチ切れた。「いったいどこに投げればいいの。投げる所がないじゃないか!」

昨季はストライクゾーンがボール2〜3個分高くなったことで、選手側の戸惑い、トラブルが目立った。今年1月に開かれたセ・パの合同審判研修会では「すっぽ抜けの高めカーブ、逆球」をボールとすることが確認され、再び現場から不満の声も挙がっている。

今回の小林雅は、この新たなケースとは関係ないものの、根底に審判の判定に対する不信感があるのは間違いない。

7年目を迎える白井審判員は、小林雅の異例の抗議にも「コース、高低が外れていた。実戦のつもりで見てます」と自信たっぷりだが、受けた里崎も「ど真ん中しか投げるところがない」とお手上げ状態。昨年は山本監督がストライクゾーンを巡り、オープン戦では20年ぶりとなる退場処分を食らったロッテ。今年もトラブルは避けられそうにない。

◇10日間で400球…1年間フル回転の肩作り

43試合、37S、防御率0.83という昨年の成績からの上積みをを目標にしている小林雅は、1年間フル回転できる肩をこのキャンプでつくるため、キャンプ初日から休日を除く毎日、ブルペンに入り、この日までで10日間で計400球の投球練習を行った。この日の120球はこのキャンプ最多で、13日と休日の14日の2日間だけは肩を休ませる予定。15日の第4クールから再び“連投”が始まる。

◇主力3投手がフリー打撃に登板

川井、小林宏、加藤のロッテ主力投手が12日、フリー打撃に登板した。中でも川井は絶好調で、70球投げて「ボールの回転が良いので、ファウルチップが多く取れた。カーブもまずまずでした」と自画自賛。川井の球を打った立川も「カーブが良かった」と絶賛していた。

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川井&小林宏がフリー打撃に初登板

川井と小林宏が、共にフリー打撃初登板を果たした。川井は、立川とショートを相手に約70球を投げ、まずまずのピッチング。15日の紅白戦に登板する予定。また、小林宏は、佐藤、サブロー、小坂、初芝を相手に64球を投げた。今日はストレートだけのピッチングだったが、まずまずの出来。

川井
「思っていたよりも全然良かった。結構、ファールチップを取れたのが大きな収穫。ボールの回転も良かった。カーブも2球に1球ストライクが取れたしOKでしょ。」
小林宏
「今日はストレートだけを投げました。ストライクも取れてよかったです。第3クールに入ってから、ようやく、自分のボールが投げられるようになっています。」

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波留らが居残り特守

中日から移籍した波留が元気いっぱい。午前中に30分間早出のフリー打撃を行い、全体練習の後も同じ移籍組の井上純、垣内と外野の居残り特守。佐藤・内野守備走塁コーチ、高代ヘッドコーチが交互に約40分間、ノックの雨を降らせた。

波留
「チームが優勝するために自分が求められていることをやるだけ。数字はあくまでも結果。好きな野球をやらせてもらっているのだから楽しまなければ。」
井上純
「1人だとしんどいけど、ワーワー楽しくやって心肺機能を高められた。」

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渡辺正が13日から合流

13日からの紅白戦を控え、渡辺正が鹿児島入りした。堀が右ヒジ痛でリタイアしたため、サードの守備に入る。なお、堀はこのまま1軍に帯同して、別メニューで調整を続けていく。

渡辺正
「体の方は問題ありません。とにかく、出遅れた分を取り戻すように頑張るだけです。」

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