初の紅白戦が行われた。6回終了。白組が3併殺とチャンスを潰した。1回1死一、二塁からローズが、2回には無死一塁から佐藤が、4回には1死一、二塁から初芝がともにサードゴロダブルプレーとチャンスを潰した。走塁面では、一塁の場面でヒットで三進する場面も見られたり、粘ってヒットにつなげるバッティングも見られた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
紅組 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 |
白組 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 |
打順 | 守備 | 紅組 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 右 | サブロー | 3 | 1 | 1 |
2 | 二 | 原井 | 3 | 1 | 0 |
3 | 一 | 福浦 | 3 | 2 | 0 |
4 | 指 | メイ | 1 | 0 | 1 |
5 | 左 | 垣内 | 3 | 1 | 0 |
6 | 三 | ショート | 3 | 0 | 0 |
7 | 中 | 諸積 | 2 | 1 | 0 |
8 | 捕 | 辻 | 2 | 1 | 0 |
9 | 遊 | 西岡 | 2 | 1 | 0 |
10 | 指 | 里崎 | 2 | 0 | 0 |
計 | 24 | 8 | 2 |
打順 | 守備 | 白組 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 遊 | 小坂 | 3 | 0 | 0 |
2 | 中 | 波留 | 3 | 2 | 0 |
3 | 左 | 井上純 | 3 | 1 | 0 |
4 | 二 | ローズ | 3 | 0 | 0 |
5 | 一 | 初芝 | 2 | 1 | 0 |
6 | 指 | 佐藤 | 2 | 0 | 0 |
7 | 右 | 立川 | 2 | 1 | 0 |
8 | 捕 | 清水将 | 2 | 1 | 0 |
9 | 三 | 渡辺正 | 2 | 1 | 1 |
10 | 指 | 寺本 | 2 | 1 | 0 |
計 | 24 | 8 | 1 |
紅組 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
舩木 | 2 | 7 | 3 | 0 |
鈴木 | 1 | 4 | 1 | 1 |
井上貴 | 2 | 9 | 3 | 1 |
田中充 | 1 | 4 | 1 | 0 |
白組 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
渡辺俊 | 2 | 7 | 2 | 1 |
薮田 | 2 | 8 | 2 | 1 |
黒木詢 | 2 | 10 | 4 | 0 |
3年ぶりに日本球界に復帰し、注目されるローズが、キャンプ初の紅白戦に、4番・二塁で出場したが、3打数無安打に終わった。第1打席はスライダーを三ゴロ併殺。以後は二ゴロ失と右飛だった。偵察に来たオリックスの高橋スコアラーは「この時期にこれだけバットを振れたら本物」と警戒していた。
3年ぶりの日本球界復帰で注目されるローズ(元横浜)は13日、紅白戦初戦に出場、三ゴロ併殺、二ゴロ失、右飛とノーヒットに終わった。それでも「いま必要なことは、バットでしっかりボールを捕らえること。長いシーズンの第一歩を踏み出せたことに満足している」と笑顔を見せていた。
ロッテのD1巡目・西岡(大阪桐蔭高)が13日、紅白戦で5回、黒木詢の外角速球を左に流し“プロ初安打”を記録した。「追い込まれていた(2−0)ので、どんな球にも対応しようと思っていたんです。初めての試合でしたけど、とくに緊張はしませんでした」と、強心臓ぶりも発揮していた。
初めての紅白戦が行われ、新人の2選手はほろ苦いデビューとなった。ドラ1巡目・西岡は、紅組の9番・遊撃で出場し、2打数1安打。技ありの左前打を放ったが、課題の守備で失策を犯し、試合後すぐに練習を始めた。紅組の2番手で登板したドラ5巡目・鈴木は1回を投げ1失点。1死後に渡辺正に本塁打を許し反省。
ロッテは13日、鹿児島キャンプで初めての紅白戦を行い、サブロー外野手が1回、左翼場外に先頭打者本塁打を放った。イチロー(マリナーズ)にあやかった登録名の同選手(本名・大村三郎)。苦節9年、“サン”は“イチ”に少しでも近づこうと必死だ。
初戦で、いきなりの1発。だが、サブローは「スライダーによく反応できた」と平静を装った。昨年初めて規定打席に達し、打率.286でパ12位。今年は「打率3割・30盗塁(昨年は13盗塁)」が目標だけに、紅白戦の本塁打ぐらいで喜んではいられないようだ。
9年前、PL学園高からドラフト1位で入団した際、イチローをまね、登録名を「サブロー」にした。今キャンプ前、山本監督から「外野で守りたいポジションがあればそこについてもらう」と言われ、すぐに右翼を選択したのも、憧れの人と同じ位置だから。イチローと同様、強肩で走者を刺し、スタンドを沸かせる決意でいる。
山本監督はサブローを「1番・右翼」に固定する計画。本人も「3割を打つには四球を増やさないと(昨年は36個)。守りでは肩をアピールしたい」とやる気十分だ。イチローはまだ遠い存在だが、少しずつでも近づいていく。
初めての紅白戦が行われ、サブローが先頭打者本塁打を放った。渡辺俊の抜けた高めスライダーを振りぬくと、打球はレフト場外へ。8年目の昨季は主に2番で131試合に出場し、初めて規定打席をクリア。今年は1番・右翼が有力。
黒木知が、昨春キャンプ以来、約1年ぶりとなる3日連続のブルペン入り。86球のうち、後半の41球は掘を打席に立たせた。池野ブルペン捕手のサインに2度、3度首を振る、実戦さながらの投球だった。前日は101球を投げ込んだが、右肩への影響はないと、強調した。
清水直が、汗だくの266球。筒井ブルペンコーチの「まだまだ」というゲキに、ひたすら直球を投げ込んでいた。今キャンプチーム最多の投球数。11日にも208球を投げるなど、調整は順調。昨年の最多301球を更新する日も近い。
ロッテのオープン戦開幕投手にサブマリン・渡辺俊が指名された。23日の広島戦(都城)の先発について、園川投手コーチは「順調にいけば投げさせようと思っている」と渡辺俊の先発を明言。この日は紅白戦に先発して2回2安打1失点だった渡辺俊は、紅白戦後もブルペンで108球を投げ込んだ。昨年のオープン戦(都城)の開幕投手を務めた小林宏がチーム最多の58試合に登板しただけに、渡辺俊は「都城で先発した人は、その年に活躍しているので光栄なことです」と気を引き締めていた。
ローズが横浜時代の00年10月9日のヤクルト戦以来、857日ぶりの実戦に臨んだ。ネット裏からオリックスの高橋スコアラーが熱視線を送る中、白組の4番・二塁でスタメン出場。得点圏に走者を置いて2度、打席に立ったが3打数無安打に終わり「チャンスだから打とうという意識はない。まだ始まったばかりだよ」。高橋スコアラーは「あれだけ振れていればピッチャーは威圧感を受けると思う」と警戒していた。
昨季14勝を挙げた4年目の清水直が、ブルペンで266球の熱投。200球を過ぎてからは脱げた帽子も拾わず、140キロ以上の速球をひたすら投げた。「ウエートトレだけでは、球を投げる筋肉はつかない。去年も300球以上投げた日があったので、肩は大丈夫」と清水直。目標は「昨年以上の成績を残すこと」と言い切った。