2月14日2月14日バレンタインデーのこの日、鹿児島の宿舎にファンから合計484個のチョコレートが届いた。トップは黒木知の78個。2位以下は小坂53個、福浦29個、ローズ29個、サブロー22個と続く。新人では3巡目・浅間に7個が届いたのに、1巡目・西岡には1つも届かなかった。「甘いマスクなのに…」と周囲も驚くばかり。入寮時に総額56万円のブランド物を身にまとってきた高卒ルーキー。「これに女性ファンが引いてしまったのでは？」と、ある球団関係者は分析していた。
チョコレートは、千葉マリンスタジアムそばの、JR海浜幕張駅前の球団グッズ店「マリーンズボールパーク」で受け付けていたもの。好きな選手にチョコレートを贈ると3月14日のホワイトデーに直筆サイン入りメッセージカードのお返しがある。
黒木知が、26日の紅白戦最終戦にも復活登板する可能性がでてきた。鹿児島キャンプ休日の14日、園川投手コーチが、黒木知が実践登板へ意欲的になってきたことを明かした。前日13日に黒木知から「そろそろ実践登板を行いたい」との意向を伝えられたという。紅白戦は15日、16日、20日、25日にも行われるが、園川投手コーチは、「様子は見るが、ブレーキをかける。」と、早期の登板は否定した。ただ「最後に投げられればね」と、26日の紅白戦最終戦登板をほのめかした。
今キャンプの黒木知は、これまでにブルペンで655球、鹿児島入した1月30日の55球をあわせれば、既に700球以上を投げ込んでいる。黒木知の実績から「焦らず待つだけ」と、首脳陣の意見は一致している。実践登板志願は、黒木知自身の復活への手応え。
山本監督がキャンプ休日のこの日、先発投手に中5日制を徹底させる方針を示した。狙いは先発陣の能力を完全に引き出すためで「先発は1ヶ月で4回投げてもらって、最低でも五分になればいい。そのぐらいの覚悟でいけばトータルでプラスになってくる」と説明。先発陣は回数、点差に関係なく100球前後をメドに交代させ、ローテーションの谷間には2軍の先発陣を起用していく方針だ。昨季は15勝を挙げたミンチーを中4日で回したが、他の先発陣が安定した日数で調整できなかっただけに「今年はミンチーを最初から中5日で回す。安定した力を出せる調整をしてもらいたい」と指揮官は力が入っていた。