3度目の紅白戦が行われた。福浦が渡辺俊から放った3ランを含めて3安打。紅白戦通算9打数7安打と絶好調。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | R | |
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紅組 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
白組 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 1 | 6 |
打順 | 守備 | 紅組 | 打 | 安 | 点 |
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1 | 遊 | 小坂 | 3 | 2 | 0 |
2 | 中 | 波留 | 3 | 0 | 0 |
3 | 左 | 井上純 | 3 | 1 | 0 |
4 | 二指 | ローズ | 3 | 0 | 0 |
二 | 西岡 | 0 | 0 | 0 | |
二 | 原井 | 0 | 0 | 0 | |
5 | 指 | 佐藤 | 2 | 1 | 1 |
6 | 一 | 初芝 | 3 | 2 | 0 |
7 | 右 | 立川 | 3 | 1 | 0 |
8 | 捕指 | 清水将 | 3 | 1 | 0 |
9 | 三 | 渡辺正 | 2 | 0 | 0 |
10 | 指捕 | 里崎 | 2 | 0 | 0 |
計 | 27 | 8 | 1 |
打順 | 守備 | 白組 | 打 | 安 | 点 |
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1 | 右 | サブロー | 4 | 2 | 2 |
2 | 遊 | 原井 | 4 | 1 | 0 |
3 | 一 | 福浦 | 4 | 3 | 4 |
4 | 指 | メイ | 2 | 1 | 0 |
5 | 三 | ショート | 3 | 1 | 0 |
6 | 左 | 垣内 | 3 | 1 | 0 |
7 | 中 | 諸積 | 3 | 0 | 0 |
8 | 捕 | 辻 | 3 | 0 | 0 |
9 | 二 | 西岡 | 3 | 2 | 0 |
10 | 指 | 寺本 | 3 | 0 | 0 |
計 | 32 | 11 | 6 |
紅組 | 回 | 打 | 安 | 責 |
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渡辺俊 | 3 | 15 | 6 | 0 |
田中充 | 2 | 10 | 3 | 0 |
井上貴 | 2 | 8 | 2 | 1 |
白組 | 回 | 打 | 安 | 責 |
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薮田 | 3 | 12 | 4 | 1 |
川井 | 2 | 8 | 2 | 0 |
舩木 | 2 | 8 | 2 | 0 |
ローズが紅白戦で4番・二塁で先発出場し、右飛、左飛、空振り三振と3打数無安打に終わった。これで紅白戦3試合、通算8打席ノーヒット。フリー打撃ではサク越えを連発するが、投手の「生きた球」が打てない。課題は明白。変化球だ。それを象徴したのが、6回1死一、三塁の第3打席。舩木の外角スライダーにローズのバットは空を切った。舩木の100%ではないスライダーにもタイミングは合わずに紅白戦初三振。第2打席も川井のチェンジアップに平凡なレフトフライ。
偵察に訪れたオリックスの高橋スコアラーが「変化球にはまだ合っていないようだ」と対応の遅れを指摘するように、今後の他球団の徹底マークは必至。ローズは現状を痛感し、意気消沈していた。試合後に助言を与えた山本監督はローズをかばった。
ローズの8打席 | |||||
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日 | 打席 | 状況 | 投手 | カウント | 結果 |
13 | 1 | 1回1死一、二塁 | 舩木 | 1−0 | 三併 |
2 | 4回1死一塁 | 井上貴 | 1−0 | 二失 | |
3 | 6回2死二塁 | 田中充 | 2−3 | 右飛 | |
15 | 1 | 1回1死一、二塁 | 高木 | 1−2 | 遊ゴ |
2 | 4回2死走者なし | 小林宏 | 初球 | 中飛 | |
16 | 1 | 1回1死一、二塁 | 薮田 | 2−3 | 右飛 |
2 | 4回1死走者なし | 川井 | 1−0 | 左飛 | |
3 | 6回1死一、三塁 | 舩木 | 2−1 | 三振 |
2年間のブランクは簡単には埋まらないのだろうか。ロバート・ローズ内野手は16日、紅白戦で「4番・二塁」で先発出場し、3打数無安打に終わった。これで紅白戦3試合、通算8打席ノーヒット。横浜時代の99年には打率.369で首位打者に輝いた“安打製造機”が、自軍の投手相手の紅白戦で1本のヒットすら打てずにもがき苦しんでいる。
今キャンプ最多となる1400人を集めたスタンドは、溜息で覆い尽くされた。初回1死一、二塁で平凡な右飛に倒れると、4回は左飛。バッティングだけに集中させたいと5回からは首脳陣の配慮でDHに入ったが、6回の第3打席では舩木の低めに外れるフォークに空振り三振に終わった。フリー打撃ではサク越えを連発するが、投手の“生きた球”が打てない。特に変化球への対応に苦しんでいるのは明らかで、ローズも「タイミングが合わない?そういうことだ。真っ直ぐしか打ってないからね」とうなだれた。
期待の4番候補とあって、首脳陣の表情も険しくなるばかりだ。コーチ室に呼んで個人面談までした山本監督は「うちのチームのピッチャーの研究はしていないんだからしようがない。3試合で感覚をつかんだら偉いもんだよ」とそのプライドを最大限に気遣った。だが、同じ二塁のポジションを競っているルーキー西岡が3試合連続安打を放つ大活躍。使う首脳陣もローズ本人も頭を痛めている。18日には異例の特守を行う予定。佐藤内野守備コーチは「守備で下半身を鍛えればバッティングにつながる」と説明した。
ファンには紅白戦で使用したバットをプレゼントするなど明るく振る舞ったローズ。その笑顔が打席で見られる日は、いつ訪れるのだろうか。
3年ぶりに日本球界に復帰したロッテのローズは16日、この日もヒットが出ず、これで3試合(8打数)無安打だ。「今は真っすぐだけが打てる状態なので、変化球について行けない」と本人は説明。山本監督は「打つことは時間が解決してくれる」と心配していないことを強調した。
ロッテの福浦が16日、紅白戦で1号3ランを含む4打数3安打。これで3試合の成績は9打数7安打、打率.777となった。「下半身に粘りが出てきたのでバットがスムーズに振れている。ホームランより(5回の)左中間への二塁打の方が、軸がぶれないように我慢して打てただけに、納得できる当たりだった」と主砲は解説した。
右ひじを痛め、別メニューで調整していた堀が2軍で調整することになり、2軍キャンプ地の東市来町に移動した。
昨日の2安打に続き、福浦が今日も4打数3安打4打点と絶好調。福浦の勢いが止まらない。第1打席はライト前ヒット、第2打席は逆転の3ラン、第3打席は左中間へタイムリーツーベース。紅白戦トータルでは9打数7安打。しかし、福浦本人はまだ納得していない。
小坂、黒木知、福浦、小林雅が、選手会が企画した高校野球地区大会未勝利校への訪問を行った。鹿児島工と武岡台の野球部に、ボール6個ずつなどをプレゼントした。
西岡が、ツーベースを含む2安打と気を吐いた。守備でもローズが寒さで引っ込んだ後、自チームの守備、相手チームの守備とセカンドを守った。
前日は立ち投げだけでブルペン投球を切り上げた黒木知が、ブルペンで49球を投げた。筒井ブルペンコーチを座らせて、2球目で首をひねる。右肩には、違和感が残っていることをうかがわせた。