わたしはかもめ2003年鴎の便り(2月)

便

2月17日

激震…ローズ体調不良で帰京[スポニチ]

29年ぶりの優勝を目指すロッテに激震が走った。「4番・二塁」として期待される新外国人のロバート・ローズ内野手が17日、体調不良を訴えて緊急帰京。また、右肩腱板部分断裂から再起を懸ける黒木知宏投手は、鴨池球場で投球練習を行ったが右肩に異常を訴え、わずか23球で中止を余儀なくされた。投打の柱となる2人に起こったアクシデントでチームに暗雲が立ち込めた。

ローズはこの日、午前7時頃に鹿児島市内の宿舎を出て、鹿児島空港から全日空機で帰京した。同選手は16日に行われた紅白戦でも3打数無安打に終わり、これで紅白戦3試合で8打数無安打。極度の不振に陥っていた。試合後には「早くワイフに会いたいんだ」と漏らすなど、精神的にも不安定な状況。宿舎で山本監督に対し動悸が激しいことなど、体調悪化を訴え、帰京を申し出て了承された。18日以降、都内の病院で心電図などの精密検査を受ける予定で、異常がなければ20日にも復帰する。山本監督は「こっちが見ているよりも本人は横浜時代とのギャップに苦しんでいたのだろう」との見方を示した。

球団関係者によると、ローズは家族が生活環境面で不安を抱えていることを危惧していたという。ローズの自宅は千葉・浦安市内にあるが、近くに友人や知人は皆無。妻ミッシェルさんがそのことで悩みを抱えていたほか、都内のアメリカンスクールに通う4人の子供も学校に馴染めない事情もあった。こうした点に加え、紅白戦などで結果が出ないこともローズの精神面に重圧をかけていたと思われる。キャンプ中盤で4番を期待されている主砲に起こった突然のアクシデント。2年間のブランクから復活を期すローズが苦しい状況に追い込まれた。

◇ジョニーは23球でストップ

復活を懸けるエース黒木知だが、3日連続で本格的な投球を回避した。ブルペン入りしながら立ち投げのみの23球で投球をストップ。11日からは3日間で計281球を投げ込んだが、肩に疲労がたまり投球フォームも定まらず「(肩の)関節が緩かった。緩いときにやってもしようがない」と黒木知。山本監督は「今の段階で先発ローテに入るためには段階を踏んでやった方がいい」。紅白戦、オープン戦で登板ができない場合は2軍戦に登板させる方針だ。

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ローズ体調不良で帰京

ローズが17日午前、体調不良を理由にキャンプ地の鹿児島を離れ、一時帰京した。球団トレーナーによると、ローズは16日の練習後、精神的な疲れや胸の動悸を訴えたという。横浜在籍時から知る東京都内の病院で検査を受けることを望み、山本監督も了承した。前夜、ローズからストレス性の動悸を伝えられた田村トレーナーも「ストレスがだいぶあったようだ」とローズの心中を代弁。

今キャンプ中は、報道陣にジョークを飛ばすなど、明るい性格を見せる一方で、「取材は試合後」と断るなど、ナーバスになる兆しもあった。さらに「年をとった」、「目じりのシワが増えた」、「髪を伸ばすと白髪が目立つ」などと、年齢を気にする発言も目立った。

帰京後は、家族が待つ浦安市内の自宅に戻り、終日休養した。夕方、自宅を訪れた内堀通訳は「精神的にも肉体的にもナーバスになって追い込まれている」と語った。バットの不振に加えて子供も病気になっている状況が、ストレスを加担させたのかもしれない。18日に横浜時代のかかりつけだった都内の病院で精密検査を受けるが、再合流の時期は未定。

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ロッテにチーム壊滅危機!黒木とローズが戦列離脱[サンスポ]

3年ぶりに日本球界復帰を果たしたロッテのロバート・ローズ内野手が17日、胸の動悸を訴え緊急帰京。さらに、2年ぶりの復活を目指している黒木知宏投手も右肩に違和感を訴え、投球練習を途中で取り止めた。期待度大の4番&エースの共倒れには山本功児監督も仰天。チーム壊滅の危機だ!

期待の助っ人、ローズの姿が見えない。ロッテ鹿児島キャンプが行われている鴨池球場。前日まで紅白戦にフル出場していた新4番候補が、まさかの戦列離脱だ。

「動悸がしてならない。横浜時代のかかりつけの医者に診てもらいたいのだが…」。前夜、山本監督は期待の助っ人から思わぬ相談を持ち掛けられた。自ら渡米して初めてローズに会ったときから“4番・二塁”を疑わなかった同監督。紅白戦で快音が聞かれなくても(目下8打数無安打)意に介さなかったが、突然の離脱要求には顔を曇らせた。

簡単には埋まらない2年間のブランク。さらには千葉に残してきた家族の問題。指揮官には、ローズが前日にポツリと洩らした「家族に会いたい…」の一言が気にかかった。

ローズ一家は、夫人のミッシェルさんと4人の子供がいる。横浜市内に大勢のアメリカの友人がいた横浜在籍当時とは異なり、千葉市在住の今は話し相手がいないのだという。夫人が家庭環境に戸惑っていることもローズの心労の一因になっているようだ。

「医者に診てもらってからでないと何とも言えないので、期限は決めていない。何日かかっても4番・二塁には変わりない」。ローズと心中するといってはばからない山本監督だが、キャンプも終盤を迎え実戦形式に入るだけに、キーマン不在では今季の青写真を差し替えなければならなくなる。

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黒木知、本格投球なし

黒木知が、3日連続で本格的な投球を回避した。ブルペン入りしながら立ち投げのみの23球で投球をストップ。「すみません。冷やかしでした。無理です」と池野ブルペン捕手に話し、マウンドを降りた。11日から3連投してペースアップを感じさせたが、今クールは捕手を座らせていない。山本監督は、紅白戦、オープン戦で登板ができない場合は2軍戦に登板させる方針で、復活登板が3月28日からの開幕6連戦以降にずれ込むことを示唆した。

黒木知
「(肩の)関節が緩かった。緩いときにやってもしようがない。悪い時は悪いと言うし、上がってきたら上がってきたと、ちゃんと報告するから。」
山本監督
「今の段階で先発ローテに入るためには段階を踏んでやった方がいい。」

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ミンチーが80球…変化球全て試し納得[サンスポ]

今シーズン、4年連続2ケタ勝利を狙うミンチーが17日、フリー打撃に初登板した。約80球投げた感触は「変化球をすべて試すことができたし、自分なりに納得できた」と話した。次は26日の紅白戦に登板予定。

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バット振り続ける波留

中日から移籍し、復活を懸ける波留は「気を使いすぎず、自分らしくやる」と、時間を惜しんでバットを振り続けている。この日は午後の体力トレーニングを省略し、室内練習場などで1時間半以上も打ち続けた。横浜時代の同僚・井上純と、常に打撃フォームをチェック。

波留
「自分を知る人がいるのはありがたい。」

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ルーキー西岡絶好調

ルーキーの西岡が絶好調だ。紅白戦でも3戦で毎試合安打を放ち、6打数4安打。前日は田中充から初の長打となる左越え二塁打も飛び出した。この日はミンチー、シコースキーを相手にフリー打撃に挑戦。左方向に技ありの安打もでた。見逃しが多かったことを報道陣に指摘されると「外国人は初めてですから、いいんじゃないですか。もうちょっとで当てます。大丈夫です」と舌も絶好調だった。

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ルーキー神田が1軍に合流

神田は、湯之元での練習終了後1軍のホテルに入り、18日から1軍キャンプに合流する。

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