わたしはかもめ2003年鴎の便り(2月)

便

2月18日

異例の“リフレッシュ休暇”[スポニチ]

ノー・モア・ローズ!!山本功児監督は18日、不振からストレス性の動悸を訴えて緊急帰京したローズの二の舞いを避けようと、選手全員に異例の“リフレッシュ休暇”を与えることを明かした。練習予定だった27日を休養日に変更するもので、指揮官は「鹿児島に来て20日がたって疲れがたまってきたと思う。精神的にも肉体的にもリフレッシュするように」と練習前のミーティングで“訓示”を行った。

堀が右ひじ痛、中継ぎとして期待された新人の鈴木が左肩痛でリタイア。右肩の痛みと格闘中のエース黒木知のピッチが上がらないなど、チーム内に重苦しい空気が漂い始めていた矢先とあって、選手会長の小坂は「人それぞれ疲れ方は違うと思うけどいい休養になると思う」と大賛成。山本監督も含めてナインは心身ともリフレッシュ、オープン戦が続く3月に臨む。

◇黒木知、20日投球再開

右肩痛から再起を懸けるエース黒木知が、20日から本格的な投球を再開することになった。この日はブルペンに入らず、ボールを使った練習は約40メートルのキャッチボールと軽めのノックで終了。4日間連続で本格的な投球を回避しているが「肩が悪いわけじゃなくちゃんと計算してやっている。明後日(20日)にはブルペンに入れると思う」。紅白戦での登板は白紙だが「明日からでもビュンビュン投げられるかもしれない」と前向きだった。

◇ローズ自宅で静養

動悸を訴えて17日に緊急帰京したローズはこの日、都内の病院で受ける予定だった検査をキャンセル。自宅でミッシェル夫人と静かな時間を過ごした。山本監督もローズに関しての質問には口数少な。「こっちから連絡はしていないし、向こうからも連絡ない」と心配そうだ。復帰のメドについては本人の意向を尊重したい考えで「連絡がくればちゃんとみんなにも教える」とだけ話した。

◇ルーキー神田“開幕投手”?

この日1軍に合流したルーキー神田が、オープン戦初戦となる広島戦(都城)に登板するプランが浮上した。ブルペンでは変化球を交えて95球を投げ「今はスライダーでストライクを取る自信がある。調子がいいのでどんどん投げたい」と自信満々。山本監督は「勢いがあるから中継ぎでも何でもいける。これから投手コーチと相談するよ」と“開幕投手”に指名する可能性を示した。

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D4巡目・神田が“クセ球”で評価急上昇[サンスポ]

2軍から合流したロッテのD4巡目・神田(川崎製鉄水島)の評価が急上昇だ。球速は140キロ台前半どまりだが、「中学のときに初めて覚えた変化球」というフォークは落差に加えて、挟んだ人差し指と中指の引っかかり具合によって内外角に散る“クセ球”。投球を初めて見た山本監督は「試合で見てみたい」と早速23日の広島戦(都城)での実戦デビューを決めた。

◇ローズは自宅で静養

胸の動悸を訴えて前日(17日)緊急帰京したローズは18日、「病院には行かず、自宅で静養していた」(田丸広報担当)という。3年のブランクを経ての日本球界復帰、さらに千葉・浦安に残した家族の問題などの心労が重なっているようで、山本監督も「こちらから日時は決めない」と依然、再合流のメドは立っていない。

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神田ら3人が1軍合流

鈴木と里崎に代わって、4巡目ルーキーの神田、橋本、代田の3人が1軍合流した。橋本は早速、早出特打でマシン相手に打ち込み、やる気いっぱい。ヤクルトからテスト入団の代田は「スイッチの打撃と足をアピールするしかない。ドキドキしてます」と新天地の1軍に興奮していた。神田は「先に1軍に行った鈴木を励みにやってきた。」と、連日100球前後、投げ込んできており気合十分。

その神田が早速アピールした。首脳陣を前に投げたブルペンでは高速スライダー、揺れながら落ちる独特のフォークボールを披露。95球を投げ込んだ。練習後は「とにかく緊張しました」とホッとしていた。

山本監督
「スライダーの切れがいい。勢いがあるから中継ぎでも何でもいける。23日のオープン戦(広島戦)の登板も考えたい。これから投手コーチと相談するよ。」

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井上貴、熱投

井上貴が、ブルペンで直球のみで野球人生最多の363球。また、渡辺俊もブルペンで今キャンプ最多の320球。ブルペンに入る前には、野手のスチール練習にも登板し、精力的に投げ込んだ。

井上貴
「10年目の今年は勝負だと思っています。ほかと同じことをしていたら勝てないですから。」

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ローズは自宅で静養

体調不良のためキャンプ地の鹿児島から17日に帰京したローズは、18日、病院には行かず千葉市内の自宅で静養した。球団関係者によると2・3日静養する予定で、キャンプに再合流する日時は未定。

山本監督
「こっちから連絡はしていないし、向こうからも連絡ない。連絡がくればちゃんとみんなにも教える。」

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黒木知、ペース落ちる

黒木知の調整ペースが落ちてきた。17日は約40メートルの軽いピッチングで早々と切り上げ、この日は守備練習だけでブルペン入りを回避した。右肩関節の緩みを訴えており、「今日は投げない。関節の緩みの方は回復していますが」と顔を曇らせながら、ロッカー室に消えた。19日は練習休み。本格的な投球は20日から再開することになった。

黒木知のブルペン
天気気温球数
18度40球
2晴れ15度70球
3晴れ19度休肩
4曇り後雨7度80球
5曇り8度休日
6晴れ16度73球
7晴れ19度68球
810度休肩
9晴れ20度52球
10曇り17度休日
11曇り14度86球
12晴れ18度101球
13晴れ11度86球
14晴れ13度休日
1511度中止
16曇り14度49球
17晴れ18度中止
18曇り12度休肩
井上投手コーチ
「黒木は昨年マウンドに立っていないから、肩に何か違和感を覚えるとどうしても慎重になってしまう。」
黒木知
「肩が悪い訳じゃなくちゃんと計算してやっている。明後日(20日)にはブルペンに入れると思う。目標は(3月31日の)千葉マリン開幕戦(対日本ハム)だけど、ずれ込むこともあるかも知れない。もう我慢することにも慣れた。」

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激励

新日本プロレスの藤波社長と棚橋が激励に訪れた。

山本監督
「すごい体をしているなぁ。いくら殴っても堪えんよ。」

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パ・リーグ、プレーオフ制度導入へ

パ・リーグは18日、沖縄県下地町で理事会を開き、先のオーナー懇談会で2004年から実施する方針が固まったプレーオフ制度について開催方法などを協議。公式戦を現在の140試合から135試合に短縮することで大筋合意した。小野賢二理事長(西武球団代表)は「セ・リーグとの協議が必要となるが、レギュラーシーズンを135試合くらいにしなければ消化できないのではないか」と語った。

プレーオフは公式戦の2位−3位球団がまず対戦し、その勝者と1位球団が戦う方式になる見込み。この日はまた、3位で2チームが同率になった場合には2位−3位の試合を行わず、1位−2位の対戦のみを行うことでもほぼ合意した。試合数は2位−3位が3試合、1位−2位が5試合となることが有力。上位チームに主催試合開催権を与えることや、勝利数などで下位チームにハンディをつける案などについては結論が出なかった。

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パ理事会が04年からプレーオフ導入を決定[サンスポ]

パ・リーグは18日、沖縄・宮古島のホテルで理事会を開き、2004年シーズンからプレーオフ制を導入することを決定した。1973年から82年まで実施された前・後期制以来、22年ぶりの復活となる。

この日の討議では、1シーズン制の維持と、上位3チームのプレーオフ進出で大筋で合意に達した。実施方法については今後も協議が重ねられ、夏以降の理事会で最終決定されるが、まず、シーズン2位と3位が3試合制(2戦先勝)で対戦し、その勝者が1位と5試合制(3戦先勝)でリーグ優勝を争う方式が有力となった。3位に2チームが同率で並んだ場合は1試合のプレーオフを開催する案も浮上した。

またプレーオフ導入により、現行の140試合を消化することは日程的に困難とみられるため、135試合に削減する可能性が強まった。

小野賢二理事長(西武球団代表)は「大事なことはファンと、レギュラーシーズンを戦ってきた各チームが納得できるようなプレーオフにすること。シンプルイズベストという考えを第1に議論をしました」とプレーオフ導入の基本姿勢を説明した。

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2位−3位3試合、勝者−1位5試合制[スポニチ]

パ・リーグ理事会(小野賢二理事長=西武球団代表)が18日、宮古島・下地町のホテルで開かれ、04年から導入するプレーオフの実施方式が検討された。1月16日のオーナー懇談会で公式戦2位−3位が対戦し、その勝者が1位チームと戦う方式が有力となっていたが、この日6球団が同方式の導入で合意。2位−3位は3試合制、勝者−1位の対戦は5試合制とすることが決まった。3位に2チームが同率で並んだ場合は1試合のプレーオフを開催する案も浮上した。

小野理事長は「ファンが納得し、各チームの監督が納得できる方法でなければいけない。単純明快なものが必要ということ」と話した。さらに同理事長は「現在の140試合では日程的に厳しい。135試合ぐらいじゃないと(プレーオフは)消化できないのではないか」と公式戦試合数を削減することを示唆。今後、セ・リーグと試合数を含めた04年の日程調整を行っていくことを明らかにした。

小池パ・リーグ会長は「プレーオフを実施するという大前提で話し合っている。目玉として大いにアピールしていこうということ」と今後、各球団がテレビ中継などメディア戦略を検討。3月7日の次回理事会で細部を詰めることになった。

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