2月24日2月24日ロッテは24日、キャンプ最後の休日。多くのナインは買い物や映画鑑賞などに出かけた。そんな中、小野は「（調整が）いい形できているから」と約1時間、宿舎周辺を走って汗を流した。26日は紅白戦に初登板するが、日本代表の長嶋茂雄監督が視察予定とあって、気合が入っている。
不動の4番・ローズを失った山本監督が、24日、新打線作りに着手した。「メイは5番、6番も打てる。4番は福浦固定」と明言した。新4番に「不動の3番」福浦を指名した。昨季は4試合で4番を任されたが、127試合は3番。また、「サブローは1番でも3番でもできる」とも話し、3番には1番に予定していたサブローが入ることが濃厚。山本監督は、ここまで築いてきた「1番サブロー、2番波留、3番福浦」という構想をひるがえし、新打線を作る決意をした。一方で、川北球団代表は新外国人野手獲得の意思を明かしている。獲得できた場合、再度打線を組み替えるとなれば、チームに悪影響をもたらしかねない。
昨年中継ぎでチーム最多の58試合に登板した小林宏が先発ローテーション入りを目指すことになった。25日の紅白戦先発を前に「最終的には先発でやりたいと思う気持ちが強いので頑張る」と話した。右肩痛から再起を懸ける黒木知は開幕からのフル稼働が微妙な状況だけに「黒木が開幕に間に合わないときの穴埋めが必要になる」と井上投手コーチ。7年目の成長株にチャンスがめぐってきた。
鹿児島キャンプに応援に来ていた、ドラ1巡目ルーキー西岡の両親が、実家の京都へ帰った。紅白戦4戦目から3試合、息子の晴れ姿を見守った。紅白戦3試合目まで6打数4安打と好調だったが、あいにく、両親の観戦した試合では安打は出なかった。父邦昭さん（51）は「1年目に1軍にいられるだけでも幸せです。とにかく、先輩方を見習って努力を続けて欲しい」と、プロの門を叩いた息子にエールを送っていた。