わたしはかもめ2003年鴎の便り(2月)

便

2月25日

白組0−1紅組(鴨池)

5度目の紅白戦が行われた。打線がつながらず沈黙。福浦が唯一の得点となるタイムリーをたたき出した。6回終了。

123456R
紅組0000011
白組0000000

◇打撃成績

打順守備紅組
1波留200
2左指井上純310
3指左佐藤320
4福浦311
5初芝210
6立川300
7二遊渡辺正210
8210
9遊二西岡100
2171

打順守備白組
1諸積300
2二三原井310
3サブロー200
4メイ200
5ショート210
渡辺正000
西岡000
6垣内200
7代田100
8捕指清水将200
9小坂210
10指捕橋本200
2130

◇投手成績

紅組
小林宏2930
加藤1300
高木2600
山ア健1641

白組
清水直3120
吉田1300
川井2710

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山本監督、貧打線に雷[スポニチ]

紅白戦でも許さない。山本監督が貧打線に雷を落とした。この日に行われた今キャンプ5試合目の紅白戦で、得点は両チーム合わせてたった1点。清水直、加藤らの主戦投手を相手に2度の本塁憤死などで得点機会を潰した打線に怒りが爆発した。

「そう簡単に打てないんだからワンチャンスをものにしなきゃいかん。練習のための練習をやっていたら必ず試合でも同じことが出てしまう」と山本監督。おまけに計10安打全て単打だから無理もない。

まだある。合計8三振のうち初芝と諸積は見逃し三振。ベテラン勢の精彩を欠くプレーに、高代ヘッドコーチは「戦闘態勢に入ってない。何とかやってやろうという気持ちが感じられない」とも。首脳陣はオープン戦で見逃し三振した選手には2軍落ちを命じる可能性まで示唆し、貧打の解消に必死だった。

山本監督
「今日は打線がひどかった。一線級のピッチャーが出てくると簡単に打てないことは分かっているが、それを何とかしないと。ワンチャンスをものにしなきゃいかん。走塁ミスや本塁憤死があったが、一生懸命やってのことなら仕方ないが今日はそうじゃない。見逃し三振も、して良いケースと悪いケースがある。みんな、その辺をもっとしっかり見極めてくれないと…。」

◇黒木知、復肩の117球

右肩痛から復活を目指す黒木知が今キャンプ最多の117球の投球練習を行なった。打者を立たせて直球にカーブ、スライダー、フォークを投げ込み「今の状態でできていれば大丈夫。時期が来たら黙ってても(調子が)上がってくる」。自然と球速がアップするなど状態は上向きで、通算球数は1121球に達した。26日もブルペン入りする予定で「体の状態である程度は考えている」と最終日の28日にもフリー打撃に登板する可能性を示した。

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福浦、貫禄の4番

ローズが去った後、4番候補となった福浦が、この日の紅白戦でも貴重なタイムリーを放った。最終回の6回1死一、三塁で、山崎健の初級をライト前に運んだ。「やや外角の甘い直球だった」とサラリ。この日の唯一の得点を叩き出し、4番の貫禄を見せつけた。

福浦
「打ったのは外角の甘いストレート。初球を打ったのは甘いボールを見逃がしてカウントを悪くするのが嫌だから、積極的にいきました。でも、第1打席の併殺打がね…。3番でも4番でも打順は同じ。良い打球を打つことに徹して、自分のバッティングをすれば何番でも同じことです。4番だとホームランを求められるかもしれないけども、自分のバッティングは変わりません。」
山崎健
「甘いところに投げてはいけないことは分かっていたけど…。」

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福浦が絶好調…6試合連続安打で打率.611[サンスポ]

ロッテを電撃退団したローズに代わり4番に入っている福浦が絶好調。25日の紅白戦、6回に右前タイムリーを放ち、これで6試合(オープン戦1試合を含む)連続安打となった。この間の成績は18打数11安打、打率.611、1本塁打、7打点。「4番は意識していない。下半身に粘りがでてきたのが結果につながっている」と一昨年の首位打者は自己分析した。

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仕上がり早い清水直

先発の一角を担う清水直の仕上がりが早い。紅白戦2度目の先発は、3回2安打無失点。速球で追い込み、スライダーを空振りさせるパターンで4三振を奪った。紅白戦でここまで5イニング無失点の内容。スプリットボールの習得にも励み、14勝した昨年に続く2桁勝利を狙っている。

清水直
「今日は高めのストレートを意識して投げました。ストレートの良い練習になりましたよ。今日は自分の気持ちの中では100%の出来。」

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黒木知、最多の117球も不満そう

黒木知が今キャンプ最多の117球のブルペン投球。最初の45球は、慎重に投げたものの、46球目からは一転、力のこもった球を投げ込んだ。57球目からは審判を捕手の後ろに立たせ、79球目からは打者も立たせた。それでも黒木知は不満そうで言葉少なだった。キャンプ終盤だが今でも関節の緩みや違和感を時折感じる肩と相談しながら、慎重な調整を続ける。紅白戦とオープン戦の登板予定は、まだ決まっていない。

黒木知
「肩が内側に入ったり外側になったり、一定していないし、足の踏み込みも一定じゃなかった。セットポジションと普通でずれていた。まだまだ。」

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