6度目の紅白戦が行われた。ミンチー、小野、藤田、小林雅らが登板。順調なところを見せたが、打撃陣はまたも湿りがち。5回終了。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|
紅組 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
白組 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
打順 | 守備 | 紅組 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中 | 波留 | 3 | 0 | 0 |
2 | 左 | 井上純 | 2 | 0 | 0 |
3 | 指 | 佐藤 | 2 | 2 | 0 |
4 | 一 | 福浦 | 1 | 1 | 0 |
5 | 三 | 初芝 | 2 | 1 | 0 |
6 | 右 | 立川 | 2 | 1 | 0 |
7 | 遊 | 渡辺正 | 1 | 0 | 0 |
8 | 捕指 | 橋本 | 2 | 0 | 0 |
9 | 二 | 西岡 | 2 | 0 | 0 |
10 | 指捕 | 辻 | 2 | 0 | 0 |
計 | 19 | 5 | 0 |
打順 | 守備 | 白組 | 打 | 安 | 点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中 | 諸積 | 2 | 0 | 0 |
2 | 二 | 原井 | 1 | 0 | 0 |
3 | 右 | サブロー | 2 | 0 | 0 |
4 | 指 | メイ | 2 | 0 | 0 |
5 | 三 | ショート | 2 | 0 | 0 |
6 | 左 | 垣内 | 2 | 0 | 0 |
7 | 一 | 代田 | 2 | 0 | 0 |
8 | 捕 | 清水将 | 2 | 0 | 0 |
9 | 遊 | 小坂 | 1 | 1 | 0 |
計 | 16 | 1 | 0 |
紅組 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
小野 | 2 | 6 | 0 | 0 |
藤田 | 1 | 4 | 1 | 0 |
井上貴 | 2 | 7 | 0 | 1 |
白組 | 回 | 打 | 安 | 責 |
---|---|---|---|---|
ミンチー | 2 | 9 | 2 | 0 |
シコースキー | 1 | 3 | 0 | 0 |
小林雅 | 1 | 6 | 3 | 0 |
田中充 | 1 | 3 | 0 | 0 |
サンデー晋吾が帰ってきた。初回2死、外角ぎりぎりの直球にサブローのバットが空を切った。球速は140キロ足らず。切れと制球力でバットを振らせた。悔しそうなサブロー。小野は少し笑った。
2回を投げ、完璧に封じ込んだ。復活の28球。昨年はキャンプ中に座骨神経痛を発症したことで開幕は2軍スタート。右肩痛にも悩まされて5勝(8敗)に終わった。今キャンプでも7日に腰痛を再発させたが、痛み止めの注射を2度打って回復に努めてきた。
山本監督は「ごっつい気合が入ってきた。(開幕ローテーションに)十分に入ってくるよ」と笑顔を見せる。3月28日、開幕のダイエー戦の先発はミンチーに決定済み。首脳陣は開幕3戦目となる同30日に先発させる構想を持っている。当日は日曜日。サンデー晋吾には絶好の舞台だ。「投げる態勢は整った。(開幕3戦目の)可能性はある」(井上投手コーチ)。
今後は3月6日から4試合を行う関西遠征中の先発が予定されており、徐々にペースを上げていく。今年から「気持ちを落ち着かせるように」と赤から紺色のグラブに代えた。3・30、福岡ドームのマウンドでも新しいグラブは映えるはずだ。
黒木知が28日にフリー打撃に登板することになった。24日に今キャンプ最多となった117球の投球を行ったため、この日は49球で終了。感触を確かめるように、球速を落としてゆっくり投げ込んだ。打者との対戦は昨年の秋季キャンプで行ったシート打撃以来となり「あとは実戦だけ。去年のデータと比べてみたい」と復活へ向けて意欲的だった。
日本代表の長嶋監督が視察に訪れ、サブローの打撃指導を行った。山本監督の指名で紅白戦終了後の居残り特打に急きょ参加。「伝説の人ですから緊張しました。日本代表?興味はありますけど、今の成績じゃ駄目なので結果を出したい」と大感激した。ロッテを最後に12球団の視察を終えた長嶋監督は「若手の期待の素材が各チームに集まっているので、数年でヒーローが生まれる」と話していた。
紅白戦に初登板したミンチーと小林雅が、順調な調整ぶりを披露した。先発ミンチーは内角のシュートで打者のバットを折るなど2回無失点。1回を投げた小林雅は、いきなり3連打を浴びて無死満塁にすると、そこからスイッチオン。鋭いスライダーで連続三振を奪うなど、得点を許さなかった。
全日本の長嶋監督が視察に訪れた。長嶋監督は、午前中のほとんどをブルペンで、黒木知、加藤、清水直など主力投手に熱い視線を送った。右肩痛から復帰を目指す黒木知には「気持ちよさそうだね」、小林宏には「去年も見たね」と、それぞれに声をかけていた。千葉・佐倉高の後輩、井上貴は「阪神時代の4、5年前に、オープン戦で挨拶した以来です。覚えていてくれて嬉しい」と感激していた。
長嶋監督が視察し、サブローに打撃を指導した。フリー打撃では腰の切り方をチェックし、思い切り引っ張らせるティー打撃など2時間近くも教えた。
キャンプ地を視察している野球日本代表・長嶋茂雄監督が26日、12チーム目のロッテ・鹿児島キャンプを訪れた。同監督の訪問を、てぐすね引いて待っていた山本功児監督は、主力選手を片っ端から紹介して技術指導を仰いだ。
「あのピッチャーは去年14勝の清水(直)です」「あの41番は去年、見ていただいた小林(宏)です」。ブルペンで長嶋さんの案内役を買って出た山本監督は主戦級1人1人を説明。そしてそれらの投手がピッチングを終える度に呼び寄せ、一言ずつ助言を仰いだ。
「おお小林君か、去年頑張ったね。しかし2年続けることが大事だ。今年はもっと頑張らないとね」「清水君おめでとう。14勝、よかったよかった…。今日もいいタマを投げていたねぇ」。誉められた選手達は直立不動で「頑張ります」と少年のように目を輝かせた。
投手だけではない。3、4番を任せるサブロー、福浦を紹介。巨人時代に師弟関係にあった長嶋さんは「功ちゃんのためなら…」と身ぶり手ぶりで熱血指導を約1時間行った。ミスターのオーラをフル活用できた山本監督は「今日はホントにいい練習ができた」と大満足だった。
ロッテの4番・福浦が26日、紅白戦で1打数1安打1四球。これで紅白戦、オープン戦を通じて7試合連続安打となり、打率を.667まで上げた。「4番だからという意識は無い。意識して自分のリズムを壊したくないからね」と新4番は冷静だ。
黒木知が28日に志願のフリー打撃に登板する。実戦での登板は昨秋11月18日にシート打撃に登板し、39球投げて以来。この日49球をブルペンで投げ込み、井上投手コーチに打撃投手を志願した。登板は約10分間の予定で、40〜50球くらいを投げる見込み。