ロッテは4番メイ、5番ショートの新打線で臨むも、快音はなし。8回まで3安打。9回2死から代打・立川の3ランで逆転サヨナラ勝ち。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3x | 3x |
中継ぎエースの小林宏が先発し、3回を3安打1失点。初回に失点したが、2、3回はピシャリと抑えた。今季は先発ローテーション入りの期待もある。昨季はチームトップの58試合登板も、先発は1試合だけ。「慣れれば大丈夫とは思うが、真っさらなマウンドは投げづらい」と、先発に戸惑いも感じていた。
ロッテは2点をリードされ、敗色濃厚となった9回2死一、二塁、代打・立川が、フルカウントから河端のフォークを左中間スタンドへ代打逆転サヨナラ3ラン。8回までは散発3安打で、スコアボードに0が並んだ。完封負け寸前の沈滞ムードをひっくり返し、チームに今季初勝利を呼び込んだ。
波留、井上純、垣内の補強で熾烈となった外野手争い。ワンチャンスで結果を出し、レギュラー生き残りへ派手にアピール。混迷する4番に名乗りを上げた。昨年は22試合で4番を務めた立川。この日、4番に座ったメイは4打数無安打に終わるなど、紅白戦を合わせ、通算15打数1安打。23日の広島戦では福浦を4番に据えたが「立川も十分に狙える位置にいる」と高代ヘッドコーチ。
山本監督が両手を叩きながら足早に本塁へ駆け寄った。2点をリードされ、敗色濃厚となった9回2死一、二塁、青野の代打・立川が左中間スタンドに白球を運び、代打逆転サヨナラ3ラン。「2−3になったので何も考えていなかった。狙ってはいなかったけど、フォークを巧く打てたね」。一振りで混迷する4番に名乗りを上げ、ほおを緩ませた。
昨年は22試合で4番を務めた立川。この日、4番に座ったメイは4打数無安打に終わり、紅白戦6試合を合わせ、通算15打数1安打と低迷。23日の広島戦では福浦を4番に据えたが「立川も十分に狙える位置にいる。15日ぐらいまでには固定したい」(高代ヘッドコーチ)と高評価している。
山本監督は「ゼロで終わっていたら去年と同じだった。よく打ってくれた」と立川を称えた。電撃的に引退したローズが抜けて12日目。“新チーム”が新たな道を歩み始めた。
ロッテは、逆転サヨナラ勝ちも8回までゼロ行進。やはり電撃退団した“ローズの穴”は深刻だ。山本監督は3番福浦、4番メイ、5番ショートで臨んだが、メイが9回、ショートが7回のチャンスでともに見逃し三振に倒れた。同監督は「立川(この日サヨナラ3ラン)を含め色々テストしていく」とクリーンアップが決まらない…。
中継ぎから先発にまわる小林宏がオープン戦初先発した。3回を被安打3、奪三振4、失点1とまずまずの投球内容だったが、本人は「60−70点」と手厳しい。「1回のヒット3本は、追い込んでから決めダマを打たれたもので、そのへんを修正していかないとダメ」と説明した。