わたしはかもめ2003年鴎の便り(3月)

便

3月9日

オリックス4−1千葉ロッテ(GS神戸)

オリックスは、小林が低めの変化球が冴えて5回を1失点。2番手・土井も4回を無難に抑えた。ロッテの清水直は直球がよく走り、3回を1失点に抑えた。

123456789R
千葉ロッテ0100000001
オリックス01000210x4

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清水直、満足

今シーズン初マウンドとなった清水直は、ヒットと四死球でランナーを許したものの、要所をしっかり締めるピッチングで、3回を犠飛による1失点に抑えた。今日の課題はストレート。MAXは145キロ。バッターの手元で伸びたことに満足そうだった。次はストレートの他にカーブ、フォーク、スライダーを試投する。

清水直
「初めてのマウンドだったのでストレートの威力が通じるか試した。自分としては内容的にはよかった。今の段階でストレートがどれくらい通じるかはっきり分かった。次は持っている球種を色々試したい。」

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清水直3回1失点に納得顔[スポニチ]

14勝した昨年に続く2けた勝利を目指す清水直がオープン戦初登板で3回1失点。「どの程度直球が走るか試したが、良かったですね」と最速145キロもマークする出来に納得顔だった。昨季は21打数9安打と打たれた谷にも力のある速球とスライダーの配球で二ゴロ、右飛と抑えた。「真っ直ぐでストライクを先行する課題もクリアした。変化球は次の試合ですね」と開幕に向けて語る口調には余裕も感じられた。

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山本監督が渡辺俊の炎上にオカンムリ[サンスポ]

山本監督が先発ローテ構想を撤回。タマの握りを変えて下手投げ特有の浮くボールをマスターした渡辺俊が痛打された。6回、一走・シェルドンにディレードスチールを決められ、そのとき暴投…。続く葛城に右犠飛を打たれた後、竜太郎には右翼席へ運ばれた。「自分の投球ができず浮足立つ投手に先発は任せられない」とオカンムリだった。

◇ダイエーの新人2投手警戒

ロッテが開幕戦でぶつかるダイエー投手陣の分析作業を始めた。ダイエーについてはキャンプから坂巻スコアラーを偵察に送り込んでおり、この日はダイエーのオープン戦9試合分などのビデオテープが到着。それを分析した結果、吉井打撃投手兼スコアラーは新外国人のナイト、スクルメタの名を挙げた上で「新垣のスライダーに手を出したらはまってしまう。和田は腕の出どころが見にくい」と開幕カードで投げる可能性が高いルーキー2投手を警戒した。今後も2人態勢で徹底マークするが、山本監督は20日のダイエーとの“プレ開幕戦”には「うちは何も隠すところはない」とベストオーダーで臨むことを明言していた。

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渡辺俊、ガックリ

2月23日には最高のピッチングを見せた渡辺俊だったが、2回で3失点と打ち込まれ、ガックリと肩を落とした。

渡辺俊
「今日は全てが今イチでした。セットポジションや牽制を試そうとしていたら崩れた。」
山本監督
「自分で何をしたらよいか分かっていない。クイックはやっていないし。三振を狙うタイプじゃないんだから。」

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ルーキー西岡、プロ入り初のスタメン

ルーキー西岡がオープン戦ながら9番ショートでプロ入り初のスタメン出場を果たした。ヒットは出なかったものの、プロのスピードに慣れてきたところを見せた。明後日からはファームに合流する。

西岡
「緊張はしなかったですよ。2打数ノーヒットだったけれども、両方ともよい当たりだと思っている。とにかく、1試合1試合集中するだけ。今はあれこれ考えないで一生懸命やるだけですよ。」
山本監督
「1軍のゲームではこれから控えとして出番が少なくなるので、教育リーグで実戦を積ませたい。もちろん、結果が出れば1軍に呼び戻す。」

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