オリックスは、小林が低めの変化球が冴えて5回を1失点。2番手・土井も4回を無難に抑えた。ロッテの清水直は直球がよく走り、3回を1失点に抑えた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
オリックス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | x | 4 |
今シーズン初マウンドとなった清水直は、ヒットと四死球でランナーを許したものの、要所をしっかり締めるピッチングで、3回を犠飛による1失点に抑えた。今日の課題はストレート。MAXは145キロ。バッターの手元で伸びたことに満足そうだった。次はストレートの他にカーブ、フォーク、スライダーを試投する。
14勝した昨年に続く2けた勝利を目指す清水直がオープン戦初登板で3回1失点。「どの程度直球が走るか試したが、良かったですね」と最速145キロもマークする出来に納得顔だった。昨季は21打数9安打と打たれた谷にも力のある速球とスライダーの配球で二ゴロ、右飛と抑えた。「真っ直ぐでストライクを先行する課題もクリアした。変化球は次の試合ですね」と開幕に向けて語る口調には余裕も感じられた。
山本監督が先発ローテ構想を撤回。タマの握りを変えて下手投げ特有の浮くボールをマスターした渡辺俊が痛打された。6回、一走・シェルドンにディレードスチールを決められ、そのとき暴投…。続く葛城に右犠飛を打たれた後、竜太郎には右翼席へ運ばれた。「自分の投球ができず浮足立つ投手に先発は任せられない」とオカンムリだった。
ロッテが開幕戦でぶつかるダイエー投手陣の分析作業を始めた。ダイエーについてはキャンプから坂巻スコアラーを偵察に送り込んでおり、この日はダイエーのオープン戦9試合分などのビデオテープが到着。それを分析した結果、吉井打撃投手兼スコアラーは新外国人のナイト、スクルメタの名を挙げた上で「新垣のスライダーに手を出したらはまってしまう。和田は腕の出どころが見にくい」と開幕カードで投げる可能性が高いルーキー2投手を警戒した。今後も2人態勢で徹底マークするが、山本監督は20日のダイエーとの“プレ開幕戦”には「うちは何も隠すところはない」とベストオーダーで臨むことを明言していた。
2月23日には最高のピッチングを見せた渡辺俊だったが、2回で3失点と打ち込まれ、ガックリと肩を落とした。
ルーキー西岡がオープン戦ながら9番ショートでプロ入り初のスタメン出場を果たした。ヒットは出なかったものの、プロのスピードに慣れてきたところを見せた。明後日からはファームに合流する。