ダイエー打線が15安打と爆発。斉藤は7回途中までで2失点。開幕投手に近づいた。加藤はまだ調子が上がらない。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ダイエー | 0 | 3 | 0 | 0 | 5 | 1 | 2 | 0 | 0 | 11 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
大敗に山本監督は怒りを隠せなかった。8日後の開幕カード。しかも初戦先発予定の斉藤投手。いい形で終えたかったが、先生直後の2回に先発・加藤が3失点し水を差した。加藤は、4月1日の日本ハム戦(千葉マリン)の先発が決まっているが、オープン戦4試合10回2/3で12失点と調子が上がらない。
加藤が、2回の投球の際に左腓腹筋痙攣が起こり、大事を取って交代した。また、サブローは、2回の守備の際に左前ケイ骨筋に違和感が出たため、大事を取って交代した。なお、両者共、今後はアイジング治療にて様子を見る。
右ひじ痛で出遅れていた堀が1発回答を出した。1軍に合流し6番・二塁で先発出場。5回に左越えソロを放ち、守備もそつなくこなした。開幕戦の相手に完敗し「見ての通り」とお手上げだった山本監督だが「サードを考えていたけど二塁で使う」と二塁・堀を即決していた。
今季も先発の一員として期待された加藤だが、オープン戦4度目の登板でも失点した。2回2死から四球を与え、吉本以下に3連打を浴び3失点。左足に痙攣も起こし、降板した。「もっと直球とカーブの制球を修正しないと。足は関係ない」。山本監督も「先発ローテ?分からない」と首をひねった。
オープン戦初出場の堀が、5回に本塁打。ダイエー・斉藤の速球を左翼席に運び、プロ16年目の意地を見せた。キャンプ中、右ひじに遊離軟骨が出て以来、2軍で調整していた。手術も投薬治療もしていない。「ひじは、プレーする分には問題ない。もう痛いなんて言っていられない」と、気合をこめていた。