ロッテは8回途中までミラバルに3安打1点に抑え込まれた。唯一の得点も内野ゴロの間のもの。抑えの小林雅が制球を乱して不安を残した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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日本ハム | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
課題の打線の調子が上がらず、山本監督は不満顔だ。8回途中まで日本ハムのミラバルに3安打のみ。5回にショートの遊ゴロの間に挙げた1点だけに終わった。この日を含め、最近5試合では平均2.2点。福浦、サブローが故障しているため、ベストメンバーが組めない状況だが、山本監督は「それにしても打てなすぎる。他の人にはチャンスなんだから目の色を変えてやらないと」と不安を募らせた。
『無失点神話』が崩れた。ロッテの守護神・小林雅が、オープン戦3試合目の登板で初失点を喫した。これが実に、昨年8月9日(対日本ハム戦)以来、225日ぶりの失点だった。
9回だった。いきなり田中賢に中前に弾き返された。2死後、上田に四球を与え、一、二塁としたあと、実松には甘く入ったストレートを左越えに2点二塁打された。
1イニングで2点を失ったことは、昨年の公式戦では1度もなかった。開幕が目前に迫った中での思いがけない乱調だが、山本監督は不安を微塵も感じさせなかった。「全く心配していない」と言いきった。
昨年33試合連続セーブポイントの日本記録を達成した小林雅。今季はさらに記録を伸ばすことを目標にしている。
『神話』が崩れたことは、逆に本番への“良薬”になったに違いない。
開幕第2戦(対ダイエー)に先発予定の清水直は6回を5安打、2失点だった。「初めはコントロールが思うようにいかなかったけど、3回あたりからよくなりました。まあまあの状態で開幕を迎えられます」。山本監督も「順調」と目を細めていた。