わたしはかもめ2003年鴎の便り(3月)

便

3月23日

千葉ロッテ3−8西武(千葉マリン)

西武は2回、松井の3ランと和田の2ランで一挙5得点。調整が遅れている西口も4回を6安打ながら1失点でしのいだ。ロッテは開幕投手のミンチーが6回を6失点。9回に登板した小林雅は2四球を出すも無失点で切り抜けた。

123456789R
西武0500102008
千葉ロッテ1000011003
山本監督
「序盤にリードされたとはいえ、1本出ていればゲームが優位に進められる場面が何度かあった。向こうはワンチャンスで得点していた。集中力の差が出た。」

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ミンチー炎上も本番に向け自信満々[サンスポ]

開幕投手のミンチーが不安を露呈した。2回に和田に2ラン、松井に3ランを打たれた。もっとも「和田と松井には去年打たれたタマがどうなるか試してみたら、結局は通用しないことが分かった」と狙いがあったようだ。本番に向けては「準備万端で迎えられる」と自信満々だった。

◇清水将が新打法に手応え

清水将の打撃が一皮むけつつある。西武・西口から左前打を放つなど、この日も2安打で、オープン戦通算打率.357。1キロの重いバットでミートに徹する打法が板についてきた。昨秋の日米野球で安打を重ねた自信もあり「打つ方は、いい感じが続いています」と手応えを口にした。

◇同リーグ相手に4連敗…高代ヘッドがカツ

ロッテが同リーグ相手に4連敗。試合後のベンチでは、野手の緊急ミーティングが開かれた。高代ヘッドコーチは、昨年の屈辱的な開幕11連敗を引き合いに出し、「今年は事が起こる前に反省し、シーズン中と同じようにやれ、この雰囲気のままズルズル行く気か」と活を入れた。

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ミンチー7安打6失点

2年連続開幕投手を務めるミンチーが6回を7安打6失点と打ち込まれた。2回に和田と松井に2本塁打を被弾。開幕に向けて不安を残す形となったが「打者の反応や通用しない球が何かを確かめた。(本塁打を浴びた)和田への内角直球とかね。開幕へは準備万端」と余裕のコメント。山本監督も「投げられただけで十分。何も心配していないよ」と信頼していた。

ミンチー
「和田、松井には去年もよく打たれたけど、また打たれた。シーズンに入ったら別の攻め方をするよ。」

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初4番垣内

4連敗を喫したが、開幕左翼を争う2人が奮起した。初4番の垣内は4打数2安打。1回2死三塁では、元同僚の西口からレフトフェンス直撃の先制タイムリー。また、8試合ぶり先発出場の立川は2号ソロ。

垣内
「打たなきゃ生き残れない。」

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終了後ベンチでゲキ

昨シーズン苦しめられた西口から6安打、三井から5安打と11安打を放った。しかし、長打の有無はあったとはいえ、ライオンズと同じ安打数ながら西武の8点に対し3点。西口を追い込みながら最後に1本が出なかったことで、ゲームには大敗した。試合終了後はベンチ前で約5分間のミーティング。高代ヘッドコーチは「去年の開幕11連敗という屈辱を忘れてはいけない。オープン戦だから負けたで終わっている。屈辱を繰り返さないためにも反省だけで終わるな。明日はしっかり気持ちを切り替えて球場の来い」とゲキを飛ばした。

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