わたしはかもめ2003年鴎の便り(3月)

便

3月30日

福岡ダイエー3−0千葉ロッテ(福岡ドーム)

ダイエーは1回、1死一、二塁から松中が3ラン。杉内はプロ初完投を完封で飾った。ロッテ打線はわずか4安打に封じられ重症。

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千葉ロッテ0000000000
福岡ダイエー30000000x3

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打てない打線にイライラ

手も足も出ない。ベンチから引き揚げる足取りの速さが山本監督の怒りを表していた。「何の反省もなしにブルンブルン振って…。去年と同じだ。打線?考えないといけない」と早くも打線の緊急手術を示唆した。散発4安打では勝ち目がない。メイが2度、先頭打者で出塁しても、後続が凡退して進塁もできず。昨季2敗した杉内に、今季も初完封勝利を許し、杉内の全3勝を献上したロッテ。対ダイエー戦で杉内が先発した試合は昨年から5連敗だ。開幕カードのチーム打率は、89打数13安打で1割4分6厘。「これじゃ完封しないと勝てないじゃないか」と山本監督のいらだちは収まらない。

山下打撃コーチ
「今日も杉内は良くも悪くもなかった。修正していくしかない。悪いところは修正して明日はやらなければ。」
長島スコアラー
「オープン戦からよい投球をしていた。今日は後半、球が浮つくこともあったけど(7回の)ショートの併殺で助けてしまった。」
高代ヘッドコーチ
「直球に差し込まれないよう、ポイントを前にと指示したが、徹底できなかった。」
ショート
「杉内はカーブが特によかった。全てのカーブが、よく制球されたものだった。」

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山本監督が4安打に「打線の組み替え考える」[サンスポ]

ロッテ投手陣は1回の松中の3ランだけに食い止めた。しかし、打線は杉内にわずか4安打。山本監督は「バットをコンパクトに振るなど工夫がない。この状態が続くと投手陣は完封しないと勝てないと思うようになってしまう。打線の組み替えを考える」と声を荒らげた。

福浦
「(6回の見逃しの3球三振は)ボールと思った。2球目もボールと思った。」(開幕から3試合12打席ノーヒット)
山下打撃コーチ
「調子が悪いのは福浦だけではない。全員だよ。」

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苦手杉内にまたやられた[スポニチ]

ロッテはまたしても苦手・杉内を克服できなかった。メイ、清水将が2安打ずつを放っただけで、2度の得点機を生かせず。対ダイエー戦で杉内が先発した試合は昨年から5連敗となり、山本監督は「同じことをやったらダメ。工夫も何もない」とおかんむり。開幕3試合で13安打と沈黙していることには「これじゃピッチャーが完封しなきゃ勝てん。(打順を)考えなきゃいかん」と早くも打順の見直しを口にしていた。

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高木が1発に泣く…失投に無念さ隠せず

高木が1回の松中の1発に泣いた。川崎、バルデスに連続四球を与えたことを「慎重になり過ぎて、自分で不利な状況にしてしまった」と反省。松中に浴びた本塁打に関しても「真ん中に入った失投」と無念さを隠せない。その後は、変化球を散らす本来の投球に戻っただけに、立ち上がりの乱調が響いた。

高木
「ホームランは僕の失投です。カーブが真ん中に入ってしまいました。今日は初回の四球が全てだった。」
山本監督
「初回の3点はしょうがない。ピッチャーは9回をその3点に抑えたんだから上出来。打線が4点取らなきゃ。」

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