わたしはかもめ2003年鴎の便り(4月)

便

4月14日

千葉ロッテ0−6福岡ダイエー(千葉マリン)

ダイエーは1回、松中の適時打などを含む打者9人の猛攻で3点を先制。その後も今季チーム最多となる14安打の猛攻で計6点を取り勝利をものにし、3連勝で2位浮上。投げては先発の杉内が被安打4、奪三振9、与四球2という内容で今季2度目となる完封勝利。ロッテは連勝が2でストップし、勝率が5割逆戻りで3位転落。なお8回裏、杉内は史上8人目、パ・リーグ5人目となる1イニング4奪三振という記録を達成した。

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福岡ダイエー3000002016
千葉ロッテ0000000000

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3連勝ならず…山本監督は弱い打線に苦笑い[サンスポ]

ロッテはダイエー・杉内に今季2試合連続シャットアウトされて貯金がなくなった。山本監督は「2度あることは3度というが、うちは4度(昨年から4連敗)だからねえ」と打線の不甲斐なさに怒りを通り越して苦笑い。「よそは打っているのだから、何かが欠けている。その答えを出さないと…」と杉内のデータを洗い直すことになった。

山下打撃コーチ
「この前(3月30日)より悪く、打てるタマがきていたのに…。分からない。」

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杉内「またロッテに勝っちゃった」[スポニチ]

キッと結んだ口元に負けん気の強さがのぞく。8回だ。ダイエー・杉内は先頭の小坂を振り逃げで塁に出すと、握ったボールに力を込めた。ここから代打の渡辺正と垣内を連続三振。続く福浦もカーブで空振り三振に取り、ピンチをプロ野球8人目の1イニング4奪三振で切り抜けてみせた。

終わってみればスコアボードに「0」が9個。今季2度目の完封を、またしてもロッテから挙げた。昨年のプロ初勝利、初完封を含めて通算4勝はいずれもロッテから。「またロッテに勝っちゃいました。走者を出して苦しいところもあったけど我慢できた。1回に味方が3点取ってくれたので、1、2点やっても平気だと思った」。相性の良さに加え、精神的に楽に投げられたことが大きかった。

この日だけは負けたくなかった。千葉と大阪。約600キロ離れているマウンドで、松坂が投げていたからだ。5年前の夏の甲子園。1回戦(対八戸工大一)でノーヒットノーランを演じた杉内は、2回戦で松坂擁する横浜に0−6で完敗した。以来、松坂世代のライバルとして注目されてきた。この日も試合後に「同級生には特に負けたくない。1年終わって自分の方が成績がいいと言われるよう頑張りたい」と言い切った。

速球は140キロ台前半。松坂より10キロ以上遅くても、杉内のボールには抜群の切れがある。そんな左腕に王監督は「そんなに調子がいいとは思わなかったけど抑えたね。でもロッテ戦だけでは困るんだけどね」と嬉しそうな笑顔を見せながら、さらなる飛躍を期待していた。

◇対杉内18イニング無得点

またしてもダイエー・杉内に完敗。1イニング4三振の珍記録まで喫した山本監督は「よっぽどうちが投げやすいのかな。しようがない。完敗です」首をかしげるばかりだ。直球狙いの指示も縦に割れるカーブに惑わされ、3月30日の対戦と同じ127球、4安打、9三振に抑え込まれた。今季は対杉内18イニング無得点なら昨年から杉内のプロ4勝全てを献上したとあって、山下打撃コーチは「甘い球はあったのに打ち損じばかり。力不足を感じた」と肩を落とした。

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貯金1日でパー

30日(福岡ドーム)の4安打負けに続き、杉内に2戦連続の完封負け。報奨金2倍のニンジン作戦を原動力にしてつかんだ636日ぶりの貯金も、たった1日で消えた。

小野
「今日は初回が全てです。ボールが高目に抜けていたので、低目に投げようと意識しましたが、ストライクを取りにいったボールが打たれてしまい自分のリズムで投げることができなかったです。野手の人に本当に申し訳ないです。」

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佐藤が右手首に違和感

スタメン出場した佐藤が9回の第4打席で1−3からファールを放ったところで、代打原井が告げられた。ファールを打った際、右手首に違和感を覚え大事を取って交代。病院には行かずアイシングで様子を見ることに。明日の状態を見て病院へ向かうかは決定することが判明した。

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3軍設立へ

プロ球界が3軍設立へ動き出した。球団の支配下選手問題などを協議する「選手枠検討委員会」が14日、東京・内幸町の機構会議室で開かれた。昨年11月のオーナー会議で「現行の支配下選手枠が適正か検討して欲しい」と要望が出され、セ、パ両リーグから3人ずつの委員を選出して小委員会を抗生。その中で現行の支配下選手70人枠を増やすことについては、野球協約の改定を含む複雑な作業が必要なため反対意見が大勢を占めた。代わって、準支配下選手的な練習生、3軍的な組織づくりが提案された。

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