わたしはかもめ2003年鴎の便り(4月)

便

4月16日

千葉ロッテ0−2福岡ダイエー(千葉マリン)

ダイエー先発の和田がプロ入り初完投初完封勝利を収めた。ダイエーは2回、1死一、三塁から本間が適時打を放ち1点先制。6回にはバルデスのソロで1点を追加した。ダイエーの先発投手は3試合連続の完投勝利。ロッテは、和田に太刀打ちできず、3連敗で借金が2となり、5位に転落。

123456789R
福岡ダイエー0100010002
千葉ロッテ0000000000

ページトップ

3連戦でたった1点[スポニチ]

何をやってもうまくいかない。杉内、新垣、和田の「松坂世代」に対して3試合でわずか1点。プロ入り1、2年目の若手投手にいいようにあしらわれ、千葉マリンでのダイエー3連敗は98年5月7日以来。山本監督は「もういいでしょう。出直し、出直しです」と苦笑いを浮かべ、背中を丸めて監督室へ引き揚げた。

試合前には山本監督がサブローの打撃投手を買って出た。しかし、そんな熱血指導も実らず、サブローは2三振を含む3打数無安打。試合後のコーチミーティングでシコースキーを2軍に落とし、新外国人のフェルナンデスを18日のオリックス戦(千葉マリン)から昇格させるてこ入れ策を決定した。

開幕からの5カードで勝ち越し、600万円の報奨金をゲットしてから3連敗。“ニンジン”がなくなった途端の3連敗に川北球団代表は「3試合で1点じゃなあ。せっかくいい形ができていたのに…」とため息交じりに話すしかなかった。

ページトップ

神田2失点好投ローテ入り

和田に手痛い完封負けを喫したロッテだが、光明はあった。プロ初先発のルーキー・神田が6回を7安打2失点と好投。ローテーション入りを確実にした。決め球の縦スライダーを生かして、要所を締めるピッチング。ゲームはつくった。

井上投手コーチ
「立派なものだった。もちろん(今後はローテで)回します。」
神田
「2点は悔しいけど、自分のリズムで投げられた。この試合がボクの今後の分かれ目でしたから。とにかく、次は粘って勝ち星を手に入れます。」

ページトップ