わたしはかもめ2003年鴎の便り(5月)

便

5月4日

福岡ダイエー3−5千葉ロッテ(福岡ドーム)

ロッテが延長11回に勝ち越し、連敗を3で止めた。11回1死二塁から里崎が適時三塁打。さらに一、三塁からサブローの左前安打で加点。最後は小林雅が締めた。

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千葉ロッテ000102000025
福岡ダイエー000200010003

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堀が途中交代

堀が右足ハムストリングに違和感を感じたため、大事をとって交代した。

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連敗3でストップ!里崎が涙の決勝打[サンスポ]

プロ5年目の苦労人が気迫の一打でチームの連敗を3で止めた。延長11回1死一塁。ダイエーのリリーフ左腕・渡辺に対し、代打の代打で打席に入った里崎がフルスイング。打球は左中間を深々と破り、豪快に頭から三塁に滑り込んだ。

里崎
「出番があるならこの場面と思っていた。葬式には行けないけど、“おばあちゃん、打たせてくれ”と願ってました。」

3日に最愛の祖母・ハズエさん(享年84)を亡くしたばかり。強打の捕手として、帝京大から平成11年ドラフト2位でロッテに入団したものの、その後は伸び悩み、1軍で活躍する姿は見せられなかった。様々な思いが込み上げ、試合後は大粒の涙がこぼれた。

「甘い球なら何でも叩くつもりでした。(祖母も)頑張った姿をみてくれたと思う」。今季2試合目の出場で初安打、プロ通算10本目となる安打は、値千金の決勝打。プロ選手としてできる最高の形で、天国の祖母に今季の飛躍を誓った。

里崎智也(さとざき・ともや)
昭和51年5月20日、徳島県生まれ、26歳。鳴門工高、帝京大を経て、平成11年D2位でロッテ入団。昨季成績は打率.043、1本塁打、1打点。今季成績は打率.333、2打点。1メートル76、76キロ。右投げ右打ち。独身。背番号22。今季年俸890万円。
小林雅
「普段以上に気合が入った。絶対に3人で終わらせるつもりだった。」

◇小林宏が3回途中無安打で今季初勝利

8回途中から登板したロッテの中継ぎ・小林宏が2回2/3を無安打に抑え、今季初勝利を挙げた。この3連戦では3連投。2日は同点に追いつかれ、3日は敗戦投手と散々だったが、この日は切れ味鋭いフォークボールで4連続三振も奪い「今日はやり返してやろうと思っていた」と満足そうだった。

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里崎涙、祖母へ届け“サヨラナ打”[スポニチ]

またか…。ロッテベンチには重苦しい空気が立ち込めていた。4回に先制、6回に再逆転と、2度もリードしながら気がつけば延長戦。負ければ3試合連続のサヨナラ負けになる。しかもダイエーには7連敗。そんな重圧の中で苦労人のバットがチームを救った。

延長11回1死二塁。ダイエーの投手が左の渡辺から右の岡本に代わると、山本監督は代打・井上純に代えて代打・里崎を送った。その里崎が気迫の左中間三塁打。勝ち越しに成功すると、サブローの左前打でこの回2点目を加えて勝負を決めた。里崎は今季3打席目での初安打。そして試合後のお立ち台で人目もはばからずに大泣きした。

里崎
「実はおばあちゃんが…。子供の頃からかわいがってもらってて…。気持ちの整理をつけて打席に向かいました。」

鳴門工時代からスタンドに足を運んで応援してくれた祖母ハズエさんが3日、脳梗塞のため84歳で亡くなった。5日に鳴門市で営まれる葬儀にも出られない。1軍定着のためには休んでいられる身分じゃないからだ。だからこの日のヒットは、おばあちゃんが打たせてくれたものだと思った。「どこかで頑張っている姿を見てくれていると思う」と信じると、涙が込み上げて止まらなくなった。

長打力を買われて昨年は初の開幕マスクを手にしたが、後半戦は2軍暮らし。今季は開幕直前に左肩を亜脱臼、4月26日にようやく1軍に上がってきたばかりだった。4連敗を免れて山本監督は「こういう試合ができるということは、これだけ力がついてきたということ。全員よう頑張った」と話した。魂のヒットでロッテが息を吹き返した。

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里崎、亡き祖母に捧ぐV打

お立ち台でのヒーローインタビューで、溢れ出す涙を抑え切れなかった。延長11回1死二塁。代打の代打としての打席で、今季初安打となる左中間への決勝三塁打。3連敗と暗い雰囲気だったチームに勝利を呼び込んだ。

鳴門工時代からスタンドに足を運んで応援してくれた祖母・田村ハズエさんが、3日に脳梗塞のため84歳で亡くなった。ハズエさんの訃報を聞いたのは、福岡での遠征中だった。5日からも、千葉マリンで試合がある。里崎は実家の徳島には帰らず、ゲームに出ることを選んだ。この日放った殊勲打は、昨年4月3日のダイエー戦で山田から本塁打を放って以来の、約1年ぶりのヒットだった。

里崎
「おばあちゃんに打たせてくれ、と願いながら打席に立って…。小さい頃から、とってもよく遊んでくれて…。」

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