近鉄が連勝。9回1死満塁から大村の犠飛、水口の2点適時打で勝ち越した。中継ぎ登板の吉田は今季初勝利。ロッテは先発・シコースキーが7回4安打と好投したが、打線は3併殺を喫して3回以降追加点を奪えず、終盤の継投も裏目に出た。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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大阪近鉄 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 |
千葉ロッテ | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
立川は5日の近鉄戦(千葉マリン)の守備中に左足首を痛め、4回から交代した。病院には行かずアイシング治療を行った。
白星はつかめなかったが、中継ぎから先発に転向したシコースキーが7回を2失点と好投。「大量点だけは許すまいと投げた。点を取られた1、5回を最少点に抑えることができて良かった」と会心の笑み。山本監督はこのシコースキーとミンチーを先発ローテに入れるために外国人枠オーバーに。そのため、ここ5試合21打数1安打と不振のメイが9日の西武戦から外れることになった。
ロッテは今季初の満員3万3000人で埋まったが、終盤に粘り負け。これでこどもの日は7連敗となり、スタンドに招待された小、中学生ら3500人も溜息だった。2−2の9回に4連投となった小林宏が3点を献上。今季初の4番に座った福浦も2併殺打を含む3打数無安打と沈黙した。山本監督は近鉄・加藤の7四球の乱調にも打線が打ち崩せず「向こうのテクニックにはまらないようにしないと」と嘆いた。